インフレ



学生の社会の授業かどうか、記憶は定かではないが、子供が佇んでいる後方で札束が山と積まれて古い写真を見たことがある。写真を見た最初は、札束をレンガか何かと思った。ドイツのインフレの一コマで、強烈な印象だった。その印象がインフレカバーを集めることにつながったと思う。
昔見た写真は強烈な印象を残し、またレストランのメニューの料金が朝と晩で変わっていたとかの話は知っていたが、具体的な物価はいくらとか、インフレの進行はどうだったかとかが、分からなかった。それが、カバーを時系列に並べてみると、カバーに料金を明確に示す切手によって、インフレの凄まじさが、はっきりと見とれるでしょう。郵便料金と生活用品の物価の間に多少のタイムラグがあったでしょう。実際の物価はもっと細目に上がったのでしょう。公共料金である郵便物は毎日・一日で何回も値上げということは出来なかったでしょう。それでも、郵便物でインフレの状況が感じ取れるでしょう。
まぁ、「百聞は一見にしかず」でしょう。ご覧下さい。




ドイツ(1922−23)

ハンガリー(1945−46)

1920年代のヨーロッパ諸国(ドイツを除く:ポーランド、ロシアなど)

他にもいろいろとあるね。最近でも、ロシア、トルコ、アルゼンチンなど・・・。


郵便料金研究

郵便料金の研究コーナーです。郵便料金表を入手出来ないので、実際の郵便物から、推測する手法を採ります。

ハンガリー(1945−46)国内書状(20gまで)以外の郵便