j_deafの日記(兼:更新記録) 2011年1月〜6月



2011年6月28日 (火) 1ヶ月後…
7月28日から、パシフィコ横浜で、日本国際切手展2011(略称:PHILANIPPON 2011)が始まるですね…。ホームページを覗くと、次々と新しい情報が載って、近づいているのを感じます。
作品提出まであと28日。ちょうど4週間…。

2011年6月26日 (日) あと30日
あとちょうど一ヶ月で作品提出。昨朝、編集途上の作品を1フレームだけ、印刷し、カバーを貼りこみ、ちょうど目白の近くに行く用事が2件あったので、そのついでに切手博物館の「登録審査員による切手展'11」に行く。居合わせた方々に、途上版を見てもらい、意見を戴いた。1階のショールームで、井上和幸氏の「朝鮮郵便史」を購入。次の用事までの1時間ほど喫茶店で、パラパラとめぐってみた。最後の「国際展の作品をまとめるにあたって」は、2ページだけですが、グッドタイミングで参考になった。
作品提出まであと30日。

追伸:ハンガリーのオークションハウスから、落札品が届く。入金を確認してない旨のメールを受け取った時は、困ったと思ったが、これにて落着。

2011年6月20日 (月) とりあえず解決
ハンガリーオークションハウスからの返事のメールが来た。入金連絡のメールを見落としていましたというお詫びだった。やれやれ。あとは、カバーが届くのを待つのみ。週末を挟んでいたとはいえ、返事に2日以上かかるのは、遅い。それともこっちがせっかちということか。
作品提出まであと36日。ウーン、ちょっとマズイゾォ。2作品なんだぞ。

2011年6月17日 (金) なんだ?
ドイツインフレで苦戦中…。まぁ、これは、想定内。
が、ちょっと想定外発生。ハンガリーのオークションハウスから、意味不明のメールが届いた。半月前に請求された後すぐにネット送金したはずなのだが、まだ入金すら確認してないような内容。何か起こったか報せてくれ、折り返しネット送金の請求を出しますという旨で書かれている。半月前に送金して、普通1週間位、すなわち1週間位前には届いているはずなので、おかしいなと思っていた矢先。要するにまだこちらに発送してない訳。すぐに、ネット送金の番号を記して、返事したのだが、どうなるやら…。
作品提出まであと39日。

2011年6月12日 (日) 国際切手展の審査員
日本国際切手展2011公式HPで、審査員リストが公開されていた。審査員42名中、ヨーロッパからは11名。ドイツからの審査員がゼロなのは、ちょっと拍子抜け。日本からは6名。それで出品者リストに名前が無かった訳だ。
ヨーロッパからの審査員が少ないので、作品は、アメリカンスタイル(?)で作成の予定。要するにカバーを左右にずらして、空いたスペースに書き込むスタイル。この方が、郵便料金の計算や、貼付切手の合計金額が視覚的に分かりやすいので、個人的には好き。
アメリカンスタイルに対比するのが、ヨーロッパスタイルで、カバーは中央に揃え、カバーの上下に、テキストをこれまた中央揃えで書き込むというスタイル。1リーフ2通のスタイルでは、テキストをを入れるスペースが限られ、文で書き込むので、英語の苦手な日本人には、とっつき難いだろう。昨秋のポルドガル国際切手展では、郷に入れば郷に従え、という訳で、ヨーロッパスタイルにした。
審査員はヨーロッパ人が混ざるかもしれないが、参観者の多くは、英語の苦手な日本人が多いだろうだから、アメリカンスタイルで行く予定。初めての英語版がヨーロッパスタイルなので、アメリカンスタイルに戸惑っている。作品提出まであと44日…。

2011年6月11日 (土) プリンタ変調
プリンタ(Canon iP4200)がおかしくなってきた。出力サイズを国際切手展用の特殊サイズのままでA4用紙に印刷しようとしたら、1枚の紙に印刷できず数行ずつ印刷。その後、出力サイズを修正して、元に戻ったと思ったら、別の通常の印刷で、また数行ずつの印刷。横浜国際切手展作品作成後、更新を考えていたが、これはすぐ更新せよということだろうか。後継機は、iP4830かiP6530か迷っていたが、iP6530は、A3サイズの印刷も出来るのだが、置きスペースの問題で、iP4830かな。ちょいと考えてみよう。Canonプリンタの問題はインク。あっちこっちで純正インクを使わせようという仕掛けがたくさん。

↑を書いて、しばらくして、パソコンを再起動して、再度プリントすると今度は普通に印刷。こりゃこりゃ、しばらく様子見か。

2011年6月2日 (木) 競争出品リスト
日本国際切手展2011公式HPを見たら、競争出品リストが載っていた。文献を除く作品はざっと95作品。もう少しで3桁。ドイツインフレが、日本からの2作品の他に、南アフリカからもあり、楽しみ。

2011年6月1日 (水) 作品搬入の案内
国際切手展の日本競争作品搬入案内が届く。作品を入れる専用の封筒が13枚同梱されていた。国際切手展まで、2ヵ月切った。さて、どうなるやら…。

2011年5月24日 (火) 楽しみなブラジル
1980年以降も、ラテンアメリカ、アフリカ、旧ソ連圏などでインフレが発生しているが、共通の難題は、郵便料金表がないこと。
今日、ブラジルのインフレ期の1,000通を越える大ロットが届いた。単なるロットではなく、国際展金賞受賞者でもある業者が選り抜きしてくれた密度の濃い内容。実は、これ同一宛先ばかり。競争展には不向きだが、郵便料金を調べ、推測するには絶好の材料。すぐにも調べたいのだが、まずは、横浜の準備が優先なので、8月まで我慢。いや、さっさと、横浜の準備を済ませて、調べたいね。

2011年5月14日 (土) フィラートコーナー
今日、予定が崩れて、切手博物館へ行く。ちょうどフィラートコーナーを補充したかったので、10個まとめ買い。数個買ったことはあるが、10個は初めて。
今度の日本国際切手展に、ドイツインフレ1922-1923(5フレーム)、ハンガリーインフレ1945-1946(8フレーム)と2作品出品することになり、その準備。フィラートコーナー1個で320枚なので80通のカバーが整理出来る。5フレーム作品は80ページで2通/リーフなので2個。更に8フレームが3個では足りず4個、合わせて6個必要。更に作り直しなども考えると10個購入となってしまいます。残り2ヶ月と少しです。

2011年5月7日 (土) 日本国際切手展出品確定
日本国際切手展2011公式HPを見たら、61の国と地域からの出品が確定と載っていた。文献を除くと、825作品の申込に対し、393作品の出品が確定。申込の半分も無い。

2011年5月6日 (金) どう進めんもんか
ハンガリーインフレでは、カバーの画像とデータを詰め込んだデータベースがある。データベースと書くと大層なイメージだが、単にExcelに整理しているだけのもの。そのExcelは、昨秋のパソコンのハードディスクが壊れた時、短期間で一気に作り直すのに絶大な威力を発揮してくれた。実際は、最新のExcelも消えたけど、師匠に壊れる前にメールで送付したのがあり、送り返してもらうことで、助かった。少し古くなっていたけど、これがなければ、本当にポルトガル国際切手展は危なかった。
今度は、ドイツインフレで、同様のを作る予定で、途中まで作成してしたのだが、ハンガリーインフレも出品することになり、悩ましい。ハンガリーインフレの方も、ポルトガルの後、メンテナンスしていないし、更に、師匠が記した200ページ超の文献をテキスト化し、翻訳の途中のものがあったのだが、これは完全に失った。これを一からやり直すかどうか、2ヵ月半の限られた時間内で、どれをどのように進めるのかが悩ましい。

2011年5月2日 (月) 春のイベントの次は…
春の二大イベントも終わり、次は、夏、今年最大のイベント、日本国際切手展です。10年に一度の大きなイベントです。ドイツインフレとハンガリーインフレの2作品を出品することになり、これから3カ月足らずの間に作ることになります。

2011年5月1日 (日) 「スタンプショウ」&「全日展」3日目
2日目はオフ会への参加のみ。3日目は、朝から会場入りし、作品を見て回ったり、聴覚障害者切手クラブのラウンジに詰めたりしていました。
全日展では、唯一の金賞が郵便史ということもあり、じっくり拝見。郵趣知識と研究(knowledge & study)の面で参考になった。出品者にとっては当たり前の情報でも他人には知らない訳なので、基本的なものであっても、いや逆に基本的なものだからこそ、きちんと適切に書く必要があることを認識。2通/リーフの場合、書き込みスペースが足りなくなるので、書き込みを省略しがちなのだが、注意しなければ。スペースが無ければ、書き込みを工夫しないといけない…。
スタンプショウでは、やはり、オープンのグランプリが楽しかった。高価なマテリアルを使わず、事実に合わせたマテリアルを探し出し、展開する手腕はいつもながら見事です。
気付いたら、閉場の4時になり慌ててラウンジを後片付け。結局、何も買い物せずに終了。大抵は、最低でも郵趣付属品を買うのですが…。

2011年4月30日 (土) 「スタンプショウ」&「全日展」1日目
雑用でまごついて、会場入りは午後。春の二大イベントの同時・同会場は初めて。「スタンプショウ」は相変わらずの活気。目当ての「太平洋戦争」は見て楽しい作品でした。いつもながら、高価なマテリアルを使わずに、展開する手腕に脱帽です。「全日展」はざっと見て回って、最後のワンフレームの最後で、仰天。イギリスで切手が発行されてからの10年間のゼネラルコレクション。こういうスタイルの作品を見た記憶はない。これはあとで再度じっくり見なければ…。

閉場後は、某支部の交流会に混ぜてもらいました。本当に楽しそうに話し合っている雰囲気はいいですね。

2日目は、会場入りできるかは不明だが、オフ会に参加の予定。3日目は一日中、会場に居る予定(主に聴覚障害者切手クラブのラウンジ)。

2011年4月28日 (木) 混乱要因
明日から、春の二大イベント「スタンプショウ」&「全日展」。スタンプショウの切手展結果(オープントピカル)が既に発表されています。オープンのグランプリ「太平洋戦争」の出品者は、オープンで定評のある方で、楽しみな作品を毎回出品しています。金賞なので、完成度が高く、見るのが楽しみです。見逃せない作品です。全日展もどんな作品が出品されているかが楽しみです。

さて、チェコ絡みのマテリアルの続きです。一番注目の葉書は、先日挙げた12月カバーなのですが、実は、どう評価したら良いのか分からない葉書が同じロットに入っていました。一見して、入ってない方がやりやすいのだが…と思ったのでした。こういうケースは滅多にありません。

20110428_Germany_19231118
画像が、その困惑した葉書で、1923年11月18日ドイツのインメンシュタット(Jmmenstadt= Immenstadt)dtからチェコスロバキアのブトヴァイス(Budweis)宛の葉書です。宛先や筆跡も先日の12月カバーのと同一で、連続して差し出したものと思われます。50億マルク3枚、10億マルク3枚貼の計180億マルクです。そして紫色の10億マルク切手が問題です。11月7日にミュンヘンで販売され、翌日にバイエルン地方で販売というバイエルン地方独自の地方暫定加刷切手です。11月8日にヒットラーがミュンヘンで蜂起したため、ヒットラー蜂起切手とも呼ばれています。当初、バイエルン地方だけで、作成数も僅かでしたが、後に多数刷られています。そして、後に多数刷られた切手のカバー評価は、混貼で150ユーロ。一方で、最初に刷られたバイエルン地方の切手は、混貼で、何と14000ユーロ。贋がかなり多く、おいそれと手が出せるものではありません。後から刷られた切手として想定したとして、強めに入札したのですが、あっさりと抜かれました。それで、改めて、差出局の場所を確認するとミュンヘンから近いではないですか。同一人物が同一宛先に連続して出した葉書とすれば、真正の可能性が高いでしょう。そうだとすれば、大魚ならず、大型クジラに気付かず、逃したことに…。但し、抜いた相手は桁違いの入札値だった可能性もあり、いずれにせよ入手出来なかったかもしれないのですが、避けていた伝統郵趣で人気の高い1000ドル超の評価のカバーの研究もやらないといけないとかと、考え込んでしまっています。研究すると欲が出て手出ししたくなるので、欲を出さないことにしたのですが、困りました。

2011年4月26日 (火) うわ、逃した大魚
ネットオークションに出ていた楽しみなチェコ絡みのマテリアル、結局逃す。ドイツインフレ期、チェコスロバキアとハンガリー宛は、外国料金より安く国内料金より高い中途半端な特殊な料金が設定されていたのですが、そのチェコスロバキア宛への葉書が11通ロットで出ていました。その中の1通に注目でした。

20110426_Germany_19231204
画像が注目した1通で、1923年12月4日ドイツのインメンシュタット(Jmmenstadt= Immenstadt)dtからチェコスロバキアのブトヴァイス(Budweis)宛の葉書です。200億マルク7枚、50億マルク2枚貼の計1500億マルクです。ドイツでは、1923年12月1日に新通貨のレンテンマルク切手が発行され、その後、奇跡的にインフレが収束します。そして、12月1日から12月31日までの間は、旧マルクのインフレ切手の使用が認められ、12月カバーとして人気があります。チェコ・ハンガリー宛の12月カバーを見かけるのは、おそらく初めてです。しかも画像の通り、切手のふちにシミはあるが全体的に綺麗で、即戦力でしょう。
結果はラスト10秒で抜かれ、2番手でした。3番手以下ならあきらめもつくのですが、次点だとやはり、心穏やかでありません。実は、他に気になる点があって調べてみて、愕然。気になる点を考慮して、強めに入れたのですが、倍以上は入れとくだった(泣)…。

2011年4月21日 (木) 楽しみな魚影
チェコのオークションを書いていたら、本当に楽しみなチェコ絡みのマテリアルがネットオークションに出現。ロットの中に紛れているのですが、どうなるか、予想がつきません。来週が楽しみです。

20110421_Germany_19231126
画像は、1923年11月26日ドイツのフランクフルト(Frabkfurt)から中国宛の印刷物です。葉書に見えますが、印刷物の意"Drucksache"が葉書の上部に印刷され、貼られた切手も印刷物の料金なので、印刷物です。4倍料金の初日ですが、消印が午前9時〜10時とあり、前夜差出かどうか微妙です。漢口の到着印が目立ちますが、シワがあり(多分裂けもあり)、状態が今ひとつなので、中途半端な金額で入札し、抜かれました。今、見ると、到着印のある印刷物っていうのはなかなか見かけないのだから、もっと強く入れても良かったか…。でも、ネットに出ているマテリアルは、それを上回る楽しみなもので、ゲット出来れば帳消しして有り余るものです。

2011年4月20日 (水) 揃わぬ基本アイテム
ドイツインフレで、切手展向きのいぶし銀以上のカバーだけでなく、基本カバーも充実させようとしているのですが、基本中の基本、国内書状の料金初日・最終日がまだ揃いません。JAPEX'06出品の時、あと2つという所まで集まったのを記憶していますが、あと2つの1922年7月1日と10月1日を未だに入手出来ず、5年間近く足踏み状態です。ドイツインフレ以外のインフレに目を向けていた面も否定できませんが…。

20110420_Germany_19221001
画像は、1922年10月1日ドイツのミュンスター(Munster)市内のローカル書状です。国内書状を探して、違うのが釣れて、本日届いたものです。うれしいのですが、やはり、国内書状を入手したいものです。

なかなか見つからない理由に、曜日の影響が考えられます。1922年7月1日は土曜日、1922年10月1日は日曜日で、郵便物が少なくでもおかしくはありません。ドイツインフレの1922〜1923年には21回郵便料金改正があり、料金初日・最終日に当てはまるのは42日ありますが、そのうち土曜が6回、日曜は8回と結構あります。他の土曜・日曜は集まったのですが、1922年7月1日と10月1日は、なかなか…。1922年1月1日も元旦で日曜で、年賀状などの習慣もないので、入手出来たのは奇跡的でしょうか。実際、入手後、2つ目を狙ってつり竿を垂らしているのですが、まだ引いてくれません。

2011年4月19日 (火) 1000ユーロ超カバーの例
ドイツインフレで、1000ユーロ超のカバーの例を挙げます。先日、eBayで1900ユーロ台で終了したものです。

20110419_Germany_19231111
画像は、1923年11月11日ドイツのライプチヒ(Leipzig)からの国内重量書状(100g〜250g)です。封筒の上に紙を貼っているのと、封筒全体がシワシワしているので、封筒の再利用でしょうか。切手は、左から、5億マルク2枚、2億マルク1枚、0.2億マルク20枚ブロックで計16億マルクです。消印もやや薄く冴えないのですが、2000ユーロ近くまで行ったのは、おそらく0.2億マルク20枚ブロックのためでしょう。目打ちが通常の穴でなく珍しいルレットです。点線状ではなく、”ハハハハハ”の形状です。右側に拡大画像を入れましたが、消印の黒インクが薄く乗っている部分が分かり易いでしょう。10年程前の古い専門カタログによれば、混貼で1100ユーロ。大ブロックのため、倍近くになったのでしょう。ちなみに単貼が3500ユーロ、複数貼が2400ユーロです。1922〜1923年発行の切手で、評価が1000ユーロを超えるものは、刷色などの分類に、単貼・複数貼・混貼の区別も入れると90パターン近く、1万ユーロ以上すら20パターンあり、最高は5万ユーロと、とても手が出せません。10年程前の少し古い評価なので、現在はもっと上がっている可能性大です。1000ユーロなら、ハンガリーインフレの華、ハトカバーが運良ければ買えます。
高い評価がついているのは、目打(ルレット)や刷色、加刷と台切手の組み合わせ、発行時期と郵便料金との関係(単貼に多い)などです。こういうものは原則として手を出しません。運良ければ、安く手に入るかもしれませんが、偽造の可能性が高いので、欲を出さないことにしています。もしも入手出来た場合はラッキーなのですが、2匹目は絶対に期待しないと思っています。もしも、こういったものをふんだんに入れた作品があれば、国際切手展で、大金の可能性があるかもしれません。これは考えないことにしています。

2011年4月18日 (月) いぶし銀
続けていたチェコのオークションのアイテムの最後で、昨日に続きインフレ本家ドイツを取り上げます。

20110418_Germany_19231107
画像は、1923年11月7日ドイツのバート・ヴェーリスホーフェン(Bad Worishofen)から、チェコのプラハ(Prag:ドイツ語、Praha:チェコ語)宛の書留です。裏に100万マルク切手の25枚ブロックが貼られていて壮観ですが、その時のチェコスロバキア宛の書留は、書留10億マルク、書状20gで30億マルクの40億マルクと桁違いです。それに対する回答は、表の右上の方にある四角の紫色のゴム印とその下に書かれている数字です。ゴム印は、現金収納の意味で、その下の数字は5,975millio、すなわち59.75億と読めます(ちなみに、75の部分は単独では読めないが、裏に貼付の切手と料金との関係で、75と読める)。裏面貼付切手が0.25億なので、合わせて60億マルク。書状が20g超毎に20億マルクなので、2倍重量書留の料金に合致しています。チェコスロバキアの到着印がないのは物足りないのですが、検閲の封と印が補っています。
画像でお分かりかと思いますが、なかなか綺麗な状態なので、切手展でも使えるものです。もちろんゲットで、到着が楽しみです。消印がもっと濃く、シャープであれば言うことなしなのですが、充分過ぎる程なので、欲張らない方がいいでしょうね。
なお、切手を貼って、更に足りない分を現金で納める一部料金収納は、面白い対象で、かつ、切手と支払い現金金額のアンバランスさ、すなわち郵便料金6000円に対して、1円切手25枚貼って、その差額5975円を支払うのと同じで、その手間、律儀さを考えると、ちょっと面白いでしょう。プラハのチェコ語・ドイツ語の併記も面白く、スターとは、いかないかもしれませんが、作品に欠かせないいぶし銀の役割を果たしてくれるでしょう。チェコ、ハンガリー関連でちぐはぐが続いたのですが、本家ドイツまでは波及しなかったようで、やれやれです。
ドイツインフレの場合は、マテリアルが豊富なので、今回のようないぶし銀クラスをどれだけ揃えられるかがポイントになるでしょうか。スターとなると、製造面での珍しさが重なると1000ユーロ超がゴロゴロで、いくらお金があってもキリがありません。

2011年4月17日 (日) チェコオークションならばでの出品物
チェコのオークション、あと2つ程、インフレ本家ドイツ関連を取り上げる予定です。

20110417_Germany_19230305
画像は、1923年3月5日ドイツのフランクフルト(Frankfurt)から、チェコのプラハ(Prag:ドイツ語、Praha:チェコ語)宛の価額表記です。表に緑色の300マルク、オレンジ色の500マルク、小型サイズの50マルク、裏に50マルク2枚、20マルクの合計970マルクです。カバーの表の下側に赤字で970の書き込みがあり、その数字と一致します。郵便料金の方ですが、左上の方に、手書きで、"74g"の書き込みがあります。当時、ドイツでは、チェコスロバキアとハンガリー宛だけの特殊な料金、国内料金よりは高く、外国料金よりは安い、中途半端な料金が設定されていました。20gまでが240マルク、さらに20g毎に150マルク加算です。74gは4倍重量(60-80g)となり、690マルク。書留が80マルク、12万マルクの価額表記が200マルクで、計970マルクとなり、貼られている額面と一致します。

ドイツ国外への価額表記はあまり見かけず、しかも、チェコスロバキア宛の特殊料金となれば、相当珍しい。チェコのオークションだから出てきたものでしょう。カバーの大きさも小さいので、ともかくゲットです。見た目は、消印がはっきりしないので、切手展に使い難いのですが、消印がはっきりしないのは、価額表記全般に見られるもので、嵩張った中身や、裏の蝋の影響でしょう。実際、裏の消印は、蝋が邪魔になって、読めません。表に蝋があるのは、珍しく、蝋でなく、裏に貼られた3枚がそこにあればなぁ…と思ってしまいます。なお、チェコスロバキアでは、到着印を押す慣習が無かったようで、殆どの郵便物で到着印を見かけません。書留も殆どが到着印がなく、残念です。

蝋は脆いので、殆ど配送途中で部分的に割れて粉末状になってしまいます。その場合は、残った蝋も取っています。カバーを少し曲げると次々と割れ、取れやすくなります。それをピンセントで剥し取ります。展示する場合、蝋のでこぼこは、嵩張るし、他のカバーを傷めかねないし、搬送や展示の取り付け・取り外しの段階で割れかねないので、基本的に取ります。しかし、展示する予定もない場合は、悩ましいです。

2011年4月16日 (土) 勘違いの連鎖
チェコのオークションの続きです。

チェコのオークションなのですが、インフレ関連の面白いアイテムが紛れ込むことがあります。今回は、ハンガリーインフレのアイテムです。

20110416_Hungary_19451113
画像は、1945年11月13日ハンガリーの首都ブタペスト(Budapest)から、チェコのプリブラム(Pibrans:P?ibram)宛の書留。料金は、1945年11月1日〜15日、外国書状20g240P+外国書留480P=720Pで切手額面と合います。実は、これ、11月13日でなく、18日と勘違い。ハンガリー1945-1946のインフレには、旧料金が一定期間認められるという旧料金猶予という制度があったのですが、殆ど知られてませんでした。そりゃ、制度としては認めても、旧料金の通用も出来ますよと、宣伝はしないでしょうね。旧料金猶予の郵便物は全郵便物の1%未満と少なく、外国宛となると更に少なくなります。他の人に抜かれてもあきらめのつく、それなりの値段で入札。通常なら、他に気付く人がいないので、低く落札なのですが、結果は結構な値段。そこで、改めて画像を確認し、18日と思った所が13日のようだと判明。改めて、所有リストを確認したら、1945年11月1日〜15日の料金期間の外国書留は未入手で、しかも、画像のは、消印が少し弱く、3と8がはっきりしないという点以外は、殆ど文句が無いので、切手展でも使えるもの。結果としてはオーライです。裏がどうなっているのかは、現物が届いてからの楽しみです。チェコスロバキア宛の場合、通常なら、到着印が押されてないので、押されていればラッキーです。

今回のチェコのオークションは、ちぐはぐで、慣れないチェコ関連だけでなく、ハンガリーまで波及。結果オーライなのですが、いけないですね。

2011年4月14日 (木) 逸機
チェコのオークションの続き。

本命の1つだったのですが、連続して取り上げた2つの郵便為替に気をとらわれて、逃したものです。昨日取り上げた郵便為替の落札値より低い入札値だったのに2番値でした。相当な逸機だったかもしれません。経験・知識不足で、どれ程のものなのかピンとしないのは、困ったものです。

20110414_Czech_19190127
画像は、1919年1月27日ポジョニ(Pozsony)市内のローカル葉書。左側の横型の切手チェコ一番切手のプラハ城と右側のハンガリーの切手のコンビネーションです。Pozsonyはハンガリー語表記で、現在は、スロバキアの首都ブラチスラヴァ(Bratislava)。スロバキアの首都なので、当時は、独立したばかりのチェコスロバキアの都市で、宛先の地名Pozsony(Ungarn)のUngarnはドイツ語表記でのハンガリー。事前に印刷されたので、そのまま使われたのでしょうが、ハンガリーから独立したばかりという状況を反映していて、むしろ好ましいでしょう。

きれい過ぎて、それに対比して消印の肝心の日付がはっきりしなかったこともあり、ちょっと気が削がれ、郵便為替に気をとらわれたこともあり、へっぴ腰の入札でした。今、改めて見ると、錯覚でゲットしてしまった昨日の郵便為替の分を回してでも、3倍位で入札しとくだったかと地団駄。

2011年4月13日 (水) 勘違い
自身の勉強を兼ねて、チェコのオークションの面白いアイテムをしばらく紹介します。

下の画像は、勘違いして、ゲットしてしまったものです。勘違いですから、本命ではありません。勘違いでなければ本命でした。慣れない分野では、こういう失敗もあるので、要注意ですね。

20110413_Czech_19190312
画像は、1919年3月19日ベステルツェバーニャ(Beszterczebanya)からズヴォレンズヴォレン(Zvolen:現スロバキア)宛の郵便為替。ハンガリーとオーストリアの無加刷切手の有効期限を過ぎていますが、無加刷切手が使用されています。こういうのはしばしば見かけますが、制度と違うので、展示作品に使うのは難しくなります。上の朱色2枚とそのすぐ下の黄緑色はハンガリー切手で、一番下の横型は、チェコスロバキアの最初の切手プラハ城です。昨日の似た雰囲気ですね。実は、黄緑色の切手は、オーストリア切手と勘違いして入札してしまいました。オーストリア、ハンガリー、チェコスロバキアの3カ国コンビネーションなら面白いアイテム。有効期限を過ぎていたので、昨日のより低く入札したのですが、ゲットしてしまいました。でも、プラハ城とハンガリーのコンビネーションは、オーストリアとプラハ城のコンビネーションよりかなり少ないので、まぁ、一つくらいはあってもいいのかもしれません。

2011年4月12日 (火) 6勝6敗
チェコのオークションハウスから落札通知のメールが入った。6点落札だった。チェコ・スロバキアはインフレ収集の直接対象ではないが、複雑な歴史的な流れより、インフレ作品に入れたい面白いアイテムが産まれていて、またドイツインフレ期にチェコスロバキア宛の特殊な郵便料金があり、チェックポイントとなっている。そして、今回のオークションでは、面白いアイテムが何点も出ていて、不慣れなチェコスロバキアなので、本命級3点のうち、ゲット出来たのは1点のみだった。

下の画像は、今回の本命3点の1つで、かなり強く入れたつもりだったが、3番値以下となったもの。チェコ関連は、まだ相場の感覚が掴めない。
20110412_Czech_19190228
画像は、1919年2月28日ベステルツェバーニャ(Beszterczebanya)からプラハ(Praha)宛の郵便為替。Beszterczebanyaはハンガリー語表記で、現在は、スロバキアの都市バンスカー・ビストリツァ(Banska Bystrica)。上の朱色2枚はハンガリー、下の黄緑色はオーストリア切手。チェコスロバキアは、1918年10月28日にオーストリア・ハンガリー帝国から独立し、1919年2月28日まで、オーストリアとハンガリーの無加刷切手の使用が認められていた。そのため、チェコスロバキア最初のプラハ城とのコンビネーションはしばしば見かける。見かけるといってもオーストリアばかりで、ハンガリーの方はなかなか見かけない。プラハ城が目立っているが、オーストリアとハンガリー切手のコンビネーションは、画像を見るとなるほどこういうのもあるんだと理解。郵便為替とはいえ、1920年代のオーストリア、ハンガリーインフレの初期使用例としては面白そう。そして、注目すべきなのは、日付。1919年2月28日で、無加刷切手の使用最終日。

2011年4月9日 (土) 翻訳サイトの使用感
「Yahoo!翻訳」が変わったので、少し試したが、英語の翻訳そのものは殆ど変わりなく(当然だろうけど…)、対応言語が、従来の英語・中国語・韓国語に加えて、ドイツ語・フランス語・ポルトガル語・イタリア語・スペイン語が加わったもの。言語が増えたため、使い難くなった面があるが、あまり変わらない感じ。新しく加わった5言語はドイツ語を少し試した程度で、まだ良く分からないが、ドイツインフレの関係で使う機会が増えそうなので、「Google翻訳」と併用(両方とも力不足なので)して、双方の強みを活かせば、そこそこ使えそうな感じ。他にも、良い翻訳サイトはあると思うが、。「Yahoo!翻訳」と「Google翻訳」で間に合う感じ。

2011年4月2日 (土) 新年度
もう、4月。早いものです。新年度になり、気付いたら、色々と変わっていました。日本郵趣協会(JPS)が、公益財団法人になり、ホームページの協会の案内が変わってました。これは、会報などで事前に知らされていたので、特段の驚きはなし。
しかし、「Yahoo!翻訳」が、多言語対応に切り替ったのは、面喰いました。従来は、英語と他の2カ国程に特化していて、英語は、「Yahoo!翻訳」、英語以外は「Google翻訳」と使い分けていたのですが、2つとも似たようなものになってしまいました。従来の「Yahoo!翻訳」はシンプルで使いやすかったのですが、今度のはどうなのでしょうか。「Google翻訳」よりは使い易そうなのですが、しばらくは両方を試すことになりそうです。

2011年3月28日 (月) 日本国際切手展出品リスト
国際切手展出品者の会の会報に、受諾作品の速報が載っていた。
日本からの5・8フレームは72作品で、3C、すなわち郵便史(ヨーロッパ)は4作品。うち5フレームは3作品で、ドイツインフレが2作品。開催国関連の主題でもないのに、同一主題の作品が複数出品されるのはちょっと珍しいではないだろうか。もう1作品はスロベニア。一番多いのは、伝統郵趣の42作品で、うち日本及び関連地域が27作品。

2011年3月27日 (日) プリンタ
家電量販店で、久しぶりにプリンタをウォッチしてみたら、スキャナとの複合機ばかりに替わっていた。スキャンのため、サイズもでかくなっていた。置き場所に困りそう。僅かにあった印刷専用機も数千円という安さで、驚くばかり。但し、A3の複合機はなかった。A3の複合機なら、ダブルリーフの作成やスキャンが出来るので、値段が見合えば、購入を検討するのだが…。A3のインクが10種類以上になっているのは、綺麗に写真をプリントするためだろうが、切手のリーフ作りには、黒とカラー3色程度あれば充分だと思う。インクの補充も大変そうだ。

2011年3月18日 (金) 第3回聴覚障害者切手クラブ切手展
今日から明後日20日(日)まで、聴覚障害者切手クラブミニペックス。
ドイツインフレ5フレームの作品、書き込みなどに相当手抜きし、仕上がりに相当難があるもの、どうかに仕上げました。今夏の横浜に出品予定なので、その下準備といった所でしょう。実際に5フレームで展示されているのを見ると改善したい箇所・カバーの選択を再考する必要がありそうです。また、書き込みはしなかったもの、改めて確認したいものもあります。という作品ですが、日本語なので、良かったら、明後日までのミニペックスに観に来て下さい。今回の展示のウリの一つに、多彩な宛先が挙げられるでしょう。なるべく面白い宛先をと、選んだのですが、アイルランド、オーストラリア、チリ、ニュージーランド、ハイチ、ペルシャ、ボリビア、東アフリカ、英領インド、南アフリカ、南西アフリカなど揃いました。物が豊富なドイツインフレならばでのバラエティで、他のインフレではなかなか、揃わないでしょう。

2011年3月16日 (水) あと2日っていうのに
明後日から聴覚障害者切手クラブミニペックス。なのに、5フレーム作品、カバーのセレクトは済んだもの、リーフは大枠しか出来てない。書き込みなどはこれから。マジでまずい。多少雑にならざるを得ないか。

2011年3月12日 (土) 無事
こちらは、無事です。コレクションもです。
実家の方で、帰宅困難となっていましたが、全員今朝無事に帰宅したとのこと。

被害に遭われた方々、お見舞い申し上げます。

2011年3月7日 (月) ジャパンスタンプ
オークションの結果を今頃になって見る。菊50銭C12×12.5未使用が95万。今夏の横浜の国際切手展出品が目的だろうだが凄い。50銭以外は、落ち着いた感じで、3銭ペアなんかは割安な感じ。
2月下旬に、菊・田沢切手部会のミニペックスがあり、1フレーム出品。夜の交流会に参加するも他は錚々たるメンバーだった。

2011年3月6日 (日) 一時停止
っていうか、熱が出て3日間休養してました。インフルが疑われ検査するも陰性で、普通の風邪薬ですぐに熱が下がりました。強制的に休まされ、疲れが少し取れたようです。第3回聴覚障害者切手クラブ切手展まで、あと10日とちょっとで、これから、ドイツインフレ5フレームを作らなければなりません。

カバーの選定は、とりあえず置いといて、昨日、大まかなリーフの構成を作ってみました。ポルトガルの反省点も盛り込んでみましたが、実際に展示してみないと分からないでしょう。カバーの方は、どれを選ぶのか悩みそうです。ホームページの容量が一杯になってきたので、容量を増やすため、ワンランク上にしました。

2011年2月21日 (月) 5フレームの割当案
ドイツインフレ1922-1923は、料金期間が21期間。5フレームではきれいに割り当てることが出来ない。20期間なら、最初だけ3リーフ、あとは全部4リーフならば綺麗に割り当てることが出来るのだが…。もちろん、特定の期間を重視して、たくさん展示するという方法もあり。しかし、5フレームと8フレームに比べて小粒なので、バランス良く配置したいもの。どういうのかいいのかなと思案し、最初の3リーフのバランス悪いなと思ってたら、なるほど、第一フレームはタイトルリーフを省けば15リーフ。1期間で3リーフなら、第一フレームに5期間。第二〜五フレームで4リーフずつ16期間で、綺麗に納まる。これで行くつもり。最初の5期間は3リーフなので、カバーは6通ずつとなる。その6通のうち、2通は料金初日・最終日を配するので、自由にカバーを選択できるのは4通のみとなる。その4通の1通に、昨日まで挙げた外国葉書を使うのは有力な選択肢。葉書なので、サイズが小さくレイアウト上のバランスがとりやすいのもメリットの一つ。

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画像は、1923年2月7日ドイツ・ベルリン-マクデブルク間(Berlin-Magdeburg)からオーストラリア・ビクトリア(Australia・Victoria)宛の葉書です。外国葉書90マルクは、1923年1月15日〜2月28日です。消印は鉄道印です。楕円型でBAHNPOSTの文字が入っているのが特徴です。そして宛先は、オーストラリアで、文句なく、珍しい分類に入るでしょうね。宛先の地名は、Vicktoriaと読めるのですが、昔のドイツでの書き方だったのでしょうか。Victoriaの方が一般的なようですが、本当に正しいのかどうか、確認はまだ出来ていません。

2011年2月20日 (日) ジャパンスタンプオークション
オークション誌をようやく見る。以前は、届いたら、すぐ見入ったのだが、今は、時間の余裕が出来た時に、と変わってしまった。今日、東京下見会ではないか…。菊C.12×12.5未使用が8銭以外の10種類が一気に出ていたのには驚いた。何回か展示会で拝見したことのあるもの。3銭赤ペアを含む。数種類が出たことはあるが、10種類ものが出てくるのは初めて。これを上回るには、11種類完全揃いしかない。10年前だったら、いくら出そうかと悩んだことだろう。

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画像は、1922年12月21日ドイツ・ベルリンからチリ・サンティアゴ(Chile・Santiago)宛の葉書です。外国葉書50マルクは、1922年12月15日〜1923年1月14日です。50マルクはドイツインフレ期の外国葉書では唯一の切りの良い料金で単貼のものを出したい所です。他の料金は、12,24マルクとように中途半端な金額なので、料金きっちりの単貼は有り得ません。あっても480マルク料金に対する500マルクのような過払いです。

2011年2月19日 (土) 不可抗力
日曜の夜、インターネットに繋がらなくなった。ネットにアクセス出来ないのでネットで調べられない。接続の問題のようだが、どう手をつけたら良いか分からない。IE8にバージョンアップした日だったので、焦点を絞ることが出来ない。ともあれ、ルータの取扱説明書を探し出し調べた。翌日月曜にモジュラーケーブルなるものがショートないし断線の可能性しか残らなくなり、急ぎ、量販店まで自転車で行き購入する。雪が強く降っていた時で、スピードも出せず、神経が疲れた。接続して、さぁ、どうかと見ると、変わらず。むしろルータの表示が変になる。もうお手上げ。人に頼んで、翌日NTTに調べてもらったら、集合住宅用の装置の故障とのこと。ったく…。IE8にバージョンアップした日に故障しないでおくれ…。

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画像は、1922年12月7日ドイツ・オーベルストドルフ(Oberstdorf)から南アフリカ・パール(South Africa・Paarl)宛の葉書です。外国葉書24マルクは、1922年11月15日〜12月14日です。南アフリカ宛なら面白い宛先に入るでしょう。

2011年2月13日 (日) バージョンアップ
ネットを検索する時に使うブラウザは、ずっとIE6を使っていた。IE7/IE8が出ていたけど、バージョンアップしてパソコントラブルになるのも大変というか、要するに面倒だったので、IE6を使い続けていた。数日前に、何やら自動的にプログラムの更新があったなと思ったら、eBayなどでの動作がおかしくなった。色々な設定が絡み合ってしまったようだ。何故か1画面毎に一時ファイルを消せば動くのだが、面倒この上ない。数日誤魔化したが、ひどくなったので、IE8にバージョンアップ。eBayの動作がおかしくなるというトラブルはそれだけで解消。同時に、セキュリティ対策ソフトも最新バージョンにアップ。最新バージョンは、IE6で正しく動作しないとあったので、バージョンアップをしていなかった。こういうのを自力でメンテナンスしなければならないので結構面倒なものである。

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画像は、1922年10月16日ドイツ・ベルリンからロシア・ティエンポポゴ?(Russia・Tiempo pogo)宛の葉書です。外国葉書12マルクは、1922年10月1日〜11月14日です。ロシアは大国なのですが、ドイツインフレ期で持っているのは、書状など全ての種類の郵便で、確かこの葉書1通のみです。ロシアからドイツ宛は、うんざりするほどたくさんあるのですが、逆のドイツからロシア宛のはなかなか見つかりません。ロシア革命後の混乱で残っていないのでしょうか。この葉書も今年になってから出てきたもので、料金が違うのが2通出たのですが、競ってしまい、1勝1敗となったものです。相手もロシア宛が少ないのを知っていたようです。ロシアは、ドイツより先にインフレが発生していて、ドイツとロシアの二国間郵便を揃えたいのですが、1通のみでは先が…。同様の国として、ポーランドがあります。ポーランドでもドイツとほぼ同じ時期にインフレが発生していますが、ドイツからポーランド宛のカバーが見つかりません。外国葉書12マルクには、ロシア宛の他に下のパレスチナ・ティベリア(Palestine・Tiberias)宛もあり、両方使えるなら使いたいです。パレスチナ宛のは、1922年11月14日で、外国葉書12マルク料金最終日にあたります。また、宛先のTiberiasの右側に、鉛筆で、174c=€300の書き込みがあります。横長の5マルクが珍しいタイプの色らしいのです。パレスチナ宛の使える葉書はこの1通のみですが、書状もあるのでロシア優先でしょうか。パレスチナ宛は、ドイツの大手オークションにも出せそうなので現金化を考えるのもありでしょうか。

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2011年2月12日 (土) ぶり返し
カード会社から、突然ポルトガルホテルの支払い請求があった。いやおうなしに昨秋、ホテルでのエレベーター・トラブルを思い出された。問い合わせたら、実際に支払った金額より、ネットで予約した時の料金の方が高く、その差額を請求したという回答。その中に、連絡が取れないから、そのまま請求したとあり、気になった。チェックイン時に住所を書いたはずなのと、エレベータートラブルですっきりしなかった点があったので、やりとりして、やっとエレベータートラブルの詳しいホテル側の対応の説明及び誠実な返事があったので、ひとまず納得。でも、忘れた頃に請求はないでしょう。秒速のインターネットの世界に、牛歩のような時間が混じりこみ、ギャップが大きい。^^;;

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画像は、1922年9月11日ドイツ・ベルリンからエジプト・アレクサンドリア(Egypt・Alexandria)宛の葉書です。外国葉書3.5マルクは、1922年7月1日〜9月30日です。アレクサンドリアの9月18日着印がエジプト独特の表記と併せて気に入りです。実は、インフレ初期はバラエティを出すのに苦しみそうなのですが、外国葉書の宛先がバラエティ豊富で助かりそうです。実は、外国葉書3.5マルクには、エジプト宛の他に下のプルがリア・ソフィア(Bulgaria・Sofia)宛もあり、片方が使えないのが勿体無いです。

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2011年2月11日 (金) ようやく、着手
ようやく、ドイツインフレ1922-1923の切手展作品の準備開始。まずは、3月末の聴覚障害者切手クラブのミニペックスの5フレーム作品が当面の目標です。もちろん、日本語です。しかし、ここで、きちんとした日本語で作品を作れば、国際切手展向けの作品は比較的楽に作れるでしょう。
基本作戦は、まず、データの整理です。整理をどんどん進めますが、3月のミニペックスまでにはとても間に合いそうにないので、ミニペックスの前に、その時点でのデータを元に、作品を作り、ミニペックスの後も、データの整理を進める作戦です。データの整理が済めば、国際展向けの作品は比較的容易に出来るでしょう。というより、昨秋のポルトガル国際切手展では、ハンガリーインフレ1945-1946でその整理をしていたため、助かりました。ファイルも失ったのですが、師匠に途中版のファイルを送っていたので、送り返してもらい、それを使って凌ぎました。ドイツインフレでも同様のファイルを作ろうというものです。
まずは、外国葉書のスキャンからです。外国葉書は、元々あまりきちんと整理してなかったのと、数が少ない(eBayでは結構争奪戦となる)のと、他の基本郵便に比べて作品に取り上げたいアイテムの率が高いと思ったからです。スキャン対象は全てではなく、作品に取り上げられそうなものに絞ります。

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画像は、1922年1月27日ドイツ・ミットワイダ(Mittweida)からエストニア・タリン(Eesti・Tallinn)宛の葉書です。外国葉書2.4マルクは、1922年1月1日〜6月30日です。外国葉書は、出来るだけ面白い宛国を選びたいものです。エストニアなら、小国でまずまずではないでしょうか。

2011年2月3日 (木) ちぐはぐ
インフレのゼネラル収集のため、同時に20カ国・時代以上を追いかけていて、全く魚影が現れないという状態は滅多にないのですが、逆にたくさんあり過ぎて、困ることがしばしばです。狙いたいものが明確ならば効率よく狙えるのですが、知識も何も無いものも多いので、そのバランスがなかなか、思うように行きません。特に大物を得た時、弾が減るので、他に良いものが出ても、うまく拾えず、地団駄を踏むことも…。

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画像は、1945年11月22日ハンガリーのブタペストからオーストリアのウィーン宛の書状です。第二次世界大戦で、外国との郵便交換がストップしますが、1945年後半からユーゴスラビアを皮切りに順次郵便交換が再開されます。オーストリアは、郵便交換再開4番目で、11月20日から郵便交換が再開されます。11月22日は郵便交換再開3日目です。しかし、このカバーのポイントは、郵便料金の方です。11月16日に外国書状は、240Pより500Pに値上します。値上げ後、1週間も経過するのに、旧料金で、しかも不足料金を徴収された形跡がありません。実は、ハンガリーインフレ期に旧料金が通用する猶予期間が料金改正の度に定められていました。最長15日間、最短1日、猶予期間の定められなかった期間もありました。11月16日の値上げに対する猶予は最長の15日間でした。なので、240Pという料金は正しいのです。猶予制度はあまり周知されてなかったので、あまり残されておらず、外国郵便となると更に少なくなります。そして、ルックスも良いので、国際切手展でも充分に使えるものです。というより、国際切手展でも使える正しい旧料金猶予のカバーを1通も持っていません。猶予が定められなかった時の料金値上げ初日の外国葉書、猶予期間が1日だけの時の2日目の旧料金通用を持っているのみです。しかし、中途半端な入札で抜かれてしまいました。入札値の数倍は入れとくだったと思っても、後の祭りです。

2011年2月1日 (火) 2月
2011年になったばかりと思ったのに、もう1ヶ月経過。この分では、あっという間に1年が終わってしまいそうです。夏の横浜の国際切手展などもあっという間に過ぎ去りそうです。ぼちぼち、ドイツインフレの国際展向けの準備を始めなければ…。

ホームページ開設して6年となりました。なかなか、更新出来ず、日記を細々と綴るのがやっとなんですが、これからもよろしくお願いします。

2011年1月31日 (月) 第二回 テーマティク出品者の会
一昨日の土曜、切手博物館へ行って、「第二回 テーマティク出品者の会」のミニペックスを参観。テーマティク出品者の会は、今、日本で最も元気のある収集グループでしょう。スタンプショウ'10のオープン切手展大賞、JAPEX'10の小倉譲賞受賞作品が並び、更に、今年の横浜国際切手展のリハーサルとしての英文の作品が並び、他にもJAPEX'10受賞作品などが並び、壮観でした。展示40フレームを揃えるのに苦労するグループが多い中、国際切手展上位受賞の二人が出品するまでもないという層の厚さです。展示作品の中、特にJAPEX'10の小倉譲賞受賞作品をじっくり拝見。テーマの自然な流れ、丁寧な説明は、観て楽しいものでした。都市の拡大により、公共交通の必要性が高まり、大量輸送、定時運行、安全性などの課題などをクリアしながら、発達して行く様子が、理解出来ます。
午後になって、品評会があり、国際切手展出品者、JAPEX上位入賞者10名超という相当たるメンバーが評価し合ってたのですが、聴こえないので入り込めなかったのは残念。

2011年1月22日 (土) 見落とす所だった…
ハンガリーインフレ航空カバーで予定外の出費になったもの、収集欲が絶えず、物色し続けている。
先日も、帰宅したら、ハンガリーオークションハウスから、オークションが近い報せメールが入っていた。確か、一度、覗いてみたが、分類が分かり難く、目ぼしい物もなさそうだったはず。でも、念入りに調べた訳ではないから…、一応、調べるかと軽く調べてみたら国際切手展でも堂々使えるものを見つけ、即入札。こういうことがあるから、気が抜けない。

2011年1月16日 (日) アクセス数50000件
アクセス数50000件に達しました。どうもありがとうございます。あと半月でホームページ開設6年となります。ネタは積み上がっているのに、更新出来ず、細々と、つけている日記も飛び飛びになっています。今後も日記は続けていく予定です。今年は、夏に横浜で国際切手展があり、もし出品申込が受理されば、一気に忙しくなりそうです。今後もよろしくお願いします。

2011年1月13日 (木) 新年早々の出費
eBayにハンガリーのカバーが出て、$1400超と痛い出費となった。1通のカバーとしては、最高かもしれない。かも…というのは、昨夏のハードディスク故障で蓄積したデータを失ったため。今は、外付けハードディスクに時折、バックアップを取ってます。

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画像は、1946年7月18日ハンガリーのブタペストからスウェーデンのコスタ宛の航空便です。ハンガリーインフレ期の航空便は55通しか確認されておらず、今回のが56通目となります。しかもスウェーデン宛は、確認2点目。更に、7月12日〜31日の20日間だけのAdopengoという料金期間で、その期間は弱点の一つなので、欲しかったのでした。それが1対1の勝負になり高くなってしまいました。かなり強く入れたつもりなのですが、抜かれそうになってました。ちょっと痛い出費で、その分、他を押さえるしかないでしょうね。

2011年1月3日 (月) ハンガリーインフレカバーリスト更新
昨年夏のパソコン故障で失ったハンガリーインフレカバーの入手状況を記録したファイルをようやく最新内容に更新。収集状況が一目瞭然で、入手すべきかどうかの判断がすぐに出せる。最初は郵便料金表を塗り潰す形で進めていたが、書留のようなオプション料金の記録が難しくなってきた。書留に印をつけても書状+書留なのか、葉書+書留なのかなどが判り難くなったので、更に細分化した表を作っていた。更に入手済でも、コンデンションなどが満足出来ず、より良いものが出たら入手したいものも判る様に印を区別して入力。
基本郵便(書状・書状+書留・葉書)×(国内・ローカル・外国)の9種類に全27料金期間で掛けると、243種になる。その243種中207種入手済。これでも85.2%の網羅率だが、27期間中11期間しか集まっていない外国葉書を省いた8種だと196種で90.7%。料金初日・最終日などは含まず、9種類の基本郵便以外の重量便、速達、印刷物なども含めると500種を超え、数字的には、8フレームの約250通(2通/リーフ)に対して充分ということになるだろう。問題は質の方で、これをどれだけ高めるかが、ハンガリーインフレの今後の課題であろう。

2011年1月2日 (日) 謹賀新年
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
昨年国際切手展デビューを果たし、更にインフレカバー収集に邁進する所存ですが、聴覚障害関係の資料集め・保存も進める所存です。まずは3月ミニペックスを無事に開催させ、次は、ドイツインフレで2つ目の英語版の作成を目指します。そして更に、ドイツ・ハンガリー以外のインフレも充実させる予定です。

聴覚障害者切手クラブ第3回ミニペックス
2011.3.18(祝)〜20(日) 切手博物館

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画像は、1992年1月30日ザイールのムバンダカからフィンランドのトゥルク宛の航空書状です。昨年の収穫の一つで、eBayから入手したものです。ご覧の通り、切手が140枚みっしりと貼られています。これだけ派手なのは、ザイールでは見たことがありません。結局、もう一人と競り合いになって$100超と高くなってしまいました。出品者は、エチオピア初期郵便のコレクターで、ポルトガル国際切手展で金賞を受賞していました。エチオピアをやっているだけに、アフリカに強く、色々なカバーをeBayに出品していますが、こんなカバーは見たことがないと、出品者にうまく乗せられたようです。そうと気付いても乗るしかないでしょう。