j_deafの日記(兼:更新記録) 2008年1月〜6月

2008年6月26日 (木) Yahooもか
eBayで入札中のIDが分らなくなったのだが、Yahooでも、入札中のIDが分らなくなった。評価ポイントで推測することになりそう。やりずらいなぁ。

2008年6月25日 (水) 脱線中
本来、JAPEXに向けて、ハンガリーインフレに専念すべき所だが、ユーゴスラビアの方で新展開があり、力を向けている。20ヵ国も追いかけていれば、いつ、どの分野で収集が進むのかが予想がつかない。まったく飽きが来ない。ちょいと支出が重なるが、時間を買うと割切っている。実際にユーゴスラビアへ行って命懸けで調べるよりは遥かに安上がり。脱線というより、併行または同時進行で、JAPEX向けのヒントなんかを得られば、むしろ効率がいい。

2008年6月22日 (日) 登録審査員による切手展'08
あいにくの雨だったが、切手博物館で開催の「登録審査員による切手展'08」を観に行った。3フレームまでかと思ったら、テーマティクの2作品は国際切手展の作品で5フレームだった。うち、内藤氏は、悪い点を真似されるのを防ぐためにか、作品解説でわざわざ改善箇所を記していた。大沼氏の作品は、展示技術の方で参考になった。色々なカバーやカードをリーフに詰め込んで一部だけを見せるという手法を興味深く拝見した。古家氏の展示は、外信葉書4銭時代中心の珍しい国宛への郵便物を体系的に展示しようという試みで、これまた面白く拝見。この試みの手法は、マルチインフレのヒントになりそう。
昨夜、急ぎ作成したタイトルリーフを見て貰い、いろいろなアドバイスを受けた。中で、もっとも印象に残ったのは、カバーを選んだ理由を書くこと、というアドバイス。どうやら、審査での研究(study)の評価に繋がるようだ。基本マテリアルにプラスαの物がどれだけ入っているかがポイントとなるようだ。全日展では、カバーを精選したが、何故、選んだのかという記述が弱かったと改めて思った。無視していた訳ではないのだが、力を入れていなかった。次なる課題の一つが見えてきたような気がした。

ドイツ切手部会の例会が開催されていたので、顔を出す。昨年12月以来で、今年で初めてということに気付いた。今年はずっとハンガリーを追いかけていたからなぁ。

2008年6月21日 (土) 始動
JAPEX'08に向けて、ようやく始動。まずは、棚卸しから。ハンガリーインフレのリストとカバーのチェックを行う。数通合わないのが出てきた。2点は間違いなくあるはずなので、探したら、変な所にあった。^^;; 残りは、あれこれ思案して、入手した記憶のないのもあり、無意識のうちにキーを押してしまったものと断定し、リストから消す。入手後、ひょいと出てこないよね。
明日の午後、「登録審査員による切手展'08」に行く予定。

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画像は、1945年5月1日ブタペストからの書留。珍しい記念切手が貼られている。5月に入手したコレクションに含まれていたもの。フィラテリックだろうが、着印が裏に押されていて立派な実逓便。JAPEX作品の最初に入れる可能性大。

2008年6月17日 (火) JAPEX'08のスケジュール
JPS正会員会報が届く。JAPEX'08の日程が載っていた。
出品申込:7月22日(火)〜9月16日(火)
作品搬入:9月16日(火)〜10月2日(木)
搬入締切まで約100日。今度の週末には、切手博物館で「登録審査員による切手展'08」が開催される。早くもJAPEXムードになってきた。

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画像は、ユーゴスラビア1993年の葉書。少し前のものだが、なかなか入手出来ない。1通で1000円以上かかる。しかも郵便料金が分からないので、能率が非常に悪い。1960年以降のインフレは、郵便料金が分かっているものがなく、かなり難儀している。

2008年6月14日 (土) 休養
この一週間アップアップでした。今日ようやく一息つき、ゆっくりできました。^^;;

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画像は、アップアップの最中に届いたもの。何だか良く分からないのですが、ロシアの収入印紙のようです。何故、こんなものを…、ですが、日付が、1923年12月1日なもんで、ついつい…。ドイツで郵便料金のデノミが実施された日なんです。

2008年6月9日 (月) ギリシャの壁
1940年代のギリシャインフレ、1940年代の前半と後半に2度の波があり、面白そうですが、なかなか収集が進みません。料金表を入手出来ていないこともあるのですが、狙っている複数のコレクター(大半はギリシャの人)がいることが大きいです。ひっそりと無競争で落札はまずあり得ません。
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画像は、2度目のインフレの最初期のカバー。数日間の不在中に終了のもので、出発前に入札したもの、いつものギリシャの人の手に…。

2008年6月8日 (日) 大会
聾者の全国大会で、福井に行っていて、数日間不在でした。出発前に入札したものは、1点も落札出来ず…。

2008年6月4日 (水) 手探り
ハンガリーインフレは、かなり進んだが、ロシアインフレは手探り状態が続いている。

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画像は、ロシアからベトナム宛のカバーとか。香港からの出品で、Paypal送金OKの表示もないので、及び腰の入札で逃した。裏に押されている消印はフランスの匂いがして、宛先もホーチミンに見えて、何となく本物のように思えるのだが、どうだろうか。目をつぶって、強気の入札をすれば良かったのかな。

2008年6月2日 (月) 同士討ち
eBayで恐れていたことが発生。気付いたら競いたくない相手と競っていた。ドイツからハンガリーへの特殊料金のカバーが一挙に数十点出品されたのだが、他人のIDが見えない。評価もシャッフルされた後で当てにならない。途中で入札して抜かれた相手のIDを見るとなじみのID。幸い向こうも気付いてくれたようで、後半は同士討ちにならずに済んだようだ。相手のIDが分っていれば、あらかじめ評価を確認できるのだと気付いたのだが後の祭り。

2008年6月1日 (日) プラハ城の解
早いもので6月に。JAPEX作品提出締切まであと4ヶ月位。早目に進めとかなきゃ。ハンガリー大ロットを早く料理して、作成に取り掛からなければ…。
さて、昨日のプラハ城だが、宛先の右下に"poste restante"と書かれていて、局留である。ハンガリーインフレ期では局留は無料だが、有料の国もある(っていうか有料の方が一般的?)と聞いたことがあったので、プラハ城は、その局留料であろう。料金が正しいかどうかは、要確認だが…。

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画像は、1987年12月18日ボリビアからアメリカ宛の書状。1987年1月1日に100万分の1のデノミを実施しており、デノミ後の新旧混貼。1980年代のボリビアはなかなか入手出来ず、難儀しているが、即決で出ていたロットに1980年代らしきのが見えたので入手してみたら、当たったというもの。新旧混貼は初入手。消印が見難いがこれでも綺麗な方で、大半は殆ど何も読めない。

2008年5月31日 (土) プラハ城
一時と比べて、ペースは落ちたが、日本の菊切手を集めていた時と比較にならないペースで次々と収穫品が届いている。こういうのは、すぐに整理しないとあっという間に、溜まってしまう(現に相当溜まっている)ので、記憶がはっきりしているうちに整理している(そういう訳でハンガリーの大ロットの整理がまだ終わらない^^;;)。

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画像は、その最近の収穫品の一つ。1923年12月ドイツからチェコ宛の書留。貼られているのはレンテンマルク切手で、5月6日で示したカバーと同一料金。しかし何故か、裏にプラハ城の不足料切手が…。最初は、5月6日で示したカバーを持っているからと気に留めなかったのだが、後日、やはりプラハ城が気になり見直して、入手することに。

2008年5月30日 (金) 1通最高価額更新
1回のオークションで過去最大の出費(5月2日の日記)をしたばかりというのに、今度は、1つのカバーに対する支出の最高額を更新してしまいました。
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画像が、それで、1946年5月21日、ブタペストからニューヨーク宛の航空カバー。切手のない、スタンプレスのカバーなのだが、入手したどのハトカバーよりも高くなった。ハンガリーインフレ期の航空カバーは、スタンプレスのためもあってか、あまり残されておらず、今回ので確認49点目だそうです。数点に比べれば、多いのですが、航空を専門とするコレクターも狙うので、高くなってしまうのです。航空は、JAPEXでも、エアロフィラテリーという独立した部門があり、郵便史の一つであるインフレに比べれば、遥かに層が厚いでしょう。ハトカバーなら、インフレのコレクター同士で競うだけで済むのですから。実は、航空カバー入手出来るのは、数年かかると思ってました・・・。^^;; ハトに続いて落札出来たのはラッキーでしょう。

さて、前日の葉書ですが、挨拶葉書というもので、5単語までの挨拶文の葉書に対して、印刷物と同じ安い料金が適用されていました。但し、その制度を知っていた人はあまりいなかったそうです。

2008年5月28日 (水) 知識の重要性
郵趣6月号届く。「アメリカ1908年シリーズを集めよう!」で知識の重要性がくどく書かれていた。知識が無視されていると、はっきり書かれていた。知識は見えにくく、地道な作業に思えるのでなかなか理解されないのだろう。

ハンガリーインフレカバーの大ロットの整理がまだ終わっていないのだが、ちょうど、知識があってこそ…というものを見つけたところ。
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画像は、1945年12月21日の葉書。切手がなく、如何にも味気ない葉書。最初見た時は、全く気に留めなかった。だが、調べてみると当時の葉書料金は80ペンゴで、表記されているのは30ペンゴで合わない。80ペンゴの前の料金は、40ペンゴ、その前は6ペンゴで旧料金の間違いとかではない。明らかな3で、8と書くつもりで3と書いたでもなさそう。しばらくして、ハタと気付き、文献で確認する。30の数字が目に入り、即レギュラー入り。

2008年5月22日 (木) ジャパンスタンプ
オークション誌が届いた。引受日が明記されているので、配達に6日かかったことが分る。表紙の平等院無目打3連が目を引く。チェックをざっと済ませる。以前は、ジャパンが届くと丹念にチェックしていたのだが、変わったものだ。ドイツインフレの郵便料金表付きハンドブックを入手したのが、2004年4月初めで、既に4年過ぎたので、変わると言えば当然かもしれない。

2008年5月21日 (水) eBayルールの変化
eBayの落札品が届いたので、評価を入れようとしたら、何やら見慣れないメッセージが出てくる。出品者側から落札者へ、中立・悪いという評価は出来なくなったので、落札者は、隠さずに出品者への評価を書くように、ということらしい。稼ぐ出品者が増えているようなので、現実的なのかもしれないが、素人が出品するには、ちと敷居が高くなってきたかもしれない。
また、自分の評価がいきなり3倍近くになったのは面喰った。従来は同一出品者から何点も落札しても1ポイントだったのが、落札数だけ、カウントされるみたいだ。実はこれ困った。というのは、少し前から、他の入札者が見えないように出品側が指定出来るようになったようで、他の入札者が見えない。闇討ちのようなもので、気付いたら世話になっている方と競ったりして、後味が悪い。評価ポイントが手掛かりだったが、がらりと替わってしまったのだから。トランプの神経衰弱で、これからという所でシャッフルされたような気分。

ハンガリーのカバー、少しずつ整理中。次々とリスト上の穴が埋まるのはうれしい。

2008年5月17日 (土) 全日展作品
全日展に出品した作品が返ってきた。提出時のケースのまま、そっくり戻ってきた。立派な表彰状も入っているなど、出品してみないと分らないことが結構あった。審査評も入っていて、短い文ではあったが、予想された内容があいまいな表現で記入されていた。

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画像は、50京(=500000兆)ペンゲー切手。世界最高額面とされているが、ペンゲー切手が郵便に使用できなくなってから出現したので、実際の郵便使用例は存在し得ない。だから、この日記では、例外的な田型ブロック。

2008年5月15日 (木) 郵便史上 最高額面 10京ペンゲー貼
またまた、ハトカバー。真打の登場です。

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画像は、ブタペスト局1946年7月11日の国内書状。100000兆(=10京)ペンゲー切手単貼です。一気に最高額面が100倍になり、郵便料金の値上げにようやく追いつき、ハトで唯一の単貼使用例です。追いつくも、10京ペンゲー切手発行の翌日1946年7月12日に郵便料金がアドーペンゲーに変わってしまいます。そして、1946年7月13日に郵便に使用出来ないのに1・5・50京ペンゲーが出現します。その50京ペンゲーが世界最高額面として知られているのですが、郵便に使用出来た世界最高額面は、画像の10京ペンゲーとなります。

2008年5月14日 (水) 1000兆ペンゲー貼
ハトカバー続きます。

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画像は、ブタペスト局1946年7月10日の国内書状。宛先がウィンドウで分らないのだが、Kaposvar局1946年7月12日の着印が押されている。国内書状料金は、1946年7月8日に2000兆から100000兆(=10京)ペンゲーと50倍に値上げされた。この1946年7月10日に1000兆ペンゲー切手がようやく出現するのだが、焼け石に水。100枚も貼らないといけない。50枚貼って、貼る場所がなくなって、カバーの上部に、青クレヨンで50000兆ペンゲー現金払いと記入されている。

2008年5月11日 (日) 100兆ペンゲー貼
ハトカバーの続きです。

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画像は、ブタペスト局1946年7月8日のブタペスト市内ローカル葉書。ローカル葉書料金は、1946年7月8日に800兆から40000兆(=4京)ペンゲーと50倍の値上げ。一日前の1946年7月7日なら100兆ペンゲー切手8枚貼れば良かったのが、一気に400枚はとてもじゃないが貼れない。葉書の中央やや上寄りに、"38300 Billio"と書き込まれている。38300兆ペンゲーを現金払いし、100兆ペンゲー切手17枚と合わせて4京ペンゲー。100兆と言えば、日本の国家予算約80兆円すら上回る数字。

2008年5月10日 (土) ハト
ハンガリーオークション収穫品の紹介です。ハンガリーインフレのカバーは多くないので、今回のコレクション放出は千載一遇のチャンス。難関のハトカバーを複数得ることが出来たのは幸運。
まず、ハト切手の発行日を記します。
1946年7月3日 1・2・5・10兆ペンゲー
7月5日 20兆ペンゲー
7月7日 50・100・200・500兆ペンゲー
7月10日 1000兆ペンゲー
7月11日 10京(1京=10000兆)ペンゲー
7月13日 1・5・50京ペンゲー
11日の間に6回に分けて14種類のハト切手が次々と発行されます。

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画像は、ブタペスト局1946年7月7日の国内書状。宛先がウィンドウで分らないのだが、ハンガリーインフレ期は普通の書状でも着印を押印する習慣があり、カバー裏の着印よりDebrecen宛と推定。
7月4日に国内書状料金は40兆ペンゲーから2000兆ペンゲーと一気に50倍の値上げになったが、その時の最高額面は7月3日発行の10兆ペンゲー。カバーには7月7日発行の200兆ペンゲー10枚が貼られているのだが、実は、その翌日7月8日には、更に50倍の値上げで200兆ペンゲー500枚分になります。切手の発行が値上げに追いつかず、200兆ペンゲー切手がまともに使えたのは発行初日のみです。

2008年5月8日 (木) 少しずつ
300通も超えるカバーだと、調べるのに時間かかる。予想通り・期待外れ・期待以上が色々と出るだろう。今度の週末は、丸々潰れるだろうな。

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画像は、外国書留で朱色の500万アドーペンゲー単貼(本当は、480万アドーペンゲーで、20万の過貼)。同じオークションに出されたもので、こちらもかなり強く入札したのだが、落とせなかった。500万アドーペンゲー単貼は確認4点だそうだ。

2008年5月7日 (水) 超大型補強
ハンガリーインフレのコレクションが届いた。5月末頃かなと思っていたから、予想以上に早かった。もう数日早ければ連休中に整理出来たのだが…、はナシ。まだ2回目と歴史の浅いオークションだが、ジャパンスタンプのような存在になるだろうか。リーフに整理したままの300通超で、複数のハトカバーを含む。アドーペンゲー期の80通ほどのロットも入手できていれば、理想的な補強と成り得たが、それは欲張りだろう。

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画像は、逃したアドーペンゲー期のロットに含まれていたカバー。アドーペンゲー切手10種類を全て貼った明らかなフィラテリックカバー。日付が1946年7月31日、ハンガリーインフレ最終日なので、より良いカバーを入手するまで切手展作品の最終リーフに使えると思ったが…。
ちなみに、朱色の高額2種は100万・500万アドーペンゲーで、100万アドーペンゲーが国内速達料金に一致し、2種とも7月27日発行で使用出来たのが5日間のみとなれば、500万アドーペンゲー貼のカバーはハト並みの難度だと判るだろうか。実際、まともなのは、100万アドーペンゲーの1通しか持っていない。この朱色のカバーが欲しい所。

2008年5月6日 (火) 全日本郵趣5月号
山崎氏の審査員見習いの報告は、審査員の視点で、特に知られていない希少マテリアルの見方が書かれていて、参考になった。でも、ハンガリーインフレのハトカバーを具体的にどうするかとなると、ちょっと、分らないなぁ。少なくとも鑑定書はあった方がいいだろうけど。確認xx点とかはどうするのかなぁ。

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画像は、1924年2月、ドイツからチェコ宛の書留。通常の外国書状は、30ペニヒだが、チェコとハンガリーだけは少し安く25ペニヒで、書留が30ペニヒで計55ペニヒと合っている。実は、レンテンマルクのカバー分散していた。スタンプショウで重品の問い合わせがあったのを機に一箇所にまとめてみたが、20通程あり、ワンフレームにまとめられそうな分量になっていた。

2008年5月5日 (月) 坂の上の雲
文春文庫版を再読中。登場人物の一人が聴覚に障害を持っていたと判明し、それが、昔読んだ時に聴覚障害のことが1行だけ書いてあって、ヘェーッと思ったような記憶を呼び起こし、その記述部分を探していくうちに、面白くなってしまった。^^;; 肝心の記述、第四巻のp118にあった。

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画像は、eBayで逃したブツ。ポーランドインフレの最終日で、二つ折の難点はあるも、ルックスが良い。ラスト10秒で抜かれた。もう少し強く入れても良かったか。

2008年5月2日 (金) 過去最大の出費
先日、取り上げた究極のハトカバーを含むロットは、約300万ととても手が出せない。他のロットをいくつか落札し、収穫があったのだが、一回のオークションでは過去最大の出費となった。それでも100万もならないのだから、日本切手より1桁安い感じ。収穫品は、届いたら、ホームページなどで公開する予定で、乞期待。

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画像は、ドイツのブレーメンからベルリン宛の書留。消印は、デノミが行われた1923年12月1日で、インフレ後に出現したレンテンマルクの初日使用。レンテンマルクは、特に収集対象としていなかったが、インフレ前後のシリーズを知るという意味で、網を拡げて拾っているのだが、こういう初日使用とかが釣れる時があるのが、面白い所。6種類だけのシリーズなので、ワンフレーム向きかな。

2008年4月29日 (火) 春の二大イベントが過ぎて
スタンプショウには、土曜と日曜二日間行った。ネコに魅せられてか、若い女性が目立った。入場者数も昨年に比べてかなり増えたそうな。主催側の見えない苦労があったと思う。お疲れ様です。展示作品も、レベルアップした感じで、オープンは、戦争・天災・文学界・音楽家と言ったのが、更に定着し、見応えがあった。買い物は、郵趣付属品をまとめ買いした他は、カバーを4通購入しただけ。
春の二大イベントが過ぎ去り、秋のJAPEX、冬のミニペックスに向けて、準備を進めることに。また、どんどんを整理しなくちゃ。ドイツインフレだけでも、3桁のカバーが未整理…。

2008年4月25日 (金) 究極のハトカバー
今日から、スタンプショウ。明日・明後日の二日間、行きます。基本的にドイツ切手部会ラウンジにいます(今回は、ラウンジ不在の時間がちょっと多いかも)。

さて、1ヶ月ほど前から、名も知らぬオークション誌が元で、大騒ぎしていたが、ハンガリーのオークションハウスで、まだ第二回目という新手。なのだが、実は、これ、ハンガリーインフレで、超難関のハトカバーが何通も出ていたのです。ジャパンスタンプオークション誌を初めて見た時のような衝撃でした。
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画像は、見難くいでしょうが、1946年7月11日の外信書状で、10京ペンゲーを4枚貼ってあります。10京ペンゲーは、郵便に使われた史上最高額面で、外国郵便料金に一致します。そして、10京4枚貼は、画像の1点のみしか確認されていません。ちなみに、2枚貼が国内書留で確認2点。1枚貼が国内書状で確認数点。もちろん、狙いました。
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しかし、どういう訳か、この額面印刷漏れエラーを含むロットに他のハトカバー2点と共に組み込まれ、予想を超える高価になり、とても手が出せませんでした。朱色の方は、存在が知られていたが、茶色の方は存在が最近まで知られていなかったとかで、高くなったみたいです。

2008年4月20日 (日) 全日展最終日
二日連続で、全日展へ行きました。今日はじっくりと腰を据えて、参観できました。ドイツインフレ出品者とじっくりと話が出来たのですが、昨年11月から集め出したとのこと。実質4ヶ月程度で金銀賞は、ネット時代ならばでのこと。金銀賞で最短記録って言うのは、どれ位かなと興味が出てしまいます。名あるコレクターが、コレクションを丸ごと購入して、作成すれば、一週間で可能かもしれませんが…^^;;
作品では、郵趣連合賞のを特に興味深く拝見(日本語なもんで…^^)。
来週はスタンプショウ。スタンプショウが終われば、秋のJAPEXへ向けて、ボチボチ、準備を始めなくでは。

2008年4月19日 (土) 全日展2日目
マジで、バタバタしているうちに、全日展が始まりました。会場の割と近くまで用事があったので、30分だけ寄ることが出来ました。予想通りの結果でした。事実上、タイトルリーフ抜きという怪挙(暴挙)をしでかしたもんで…^^;; ウーン、いやはや、まぁ、楽しみは今度ということで、他の作品を明日じっくり拝見して、研究します。JAPEXは10回以上行っているのですが、全日展は確か今回で3回目で、展示への研究が不足していたのは事実^^;; まぁ、微妙な部分での違いはあるみたいなのですが、根本的な部分は、JAPEXも全日展も同じというのが実感出来たのは、収穫(但し、一度でゴリゴリ。二度と味わいたくない^^;;)。
一方で、このホームページで刺激を受けて、ドイツインフレカバーの収集を始めたという方が、金銀賞という成果を出したのは、喜ばしい。しかも、インフレカバーを始めて1年も経過していないはずで、ネットの超スピードを実現した作品です。ざっとしか見てないのですが、楽しい作品に仕上がっていて、株を奪われた形。本人と会えたのですが、これが初対面。明日、改めて作品をじっくり拝見し、出来たら、じっくりと話がしたいですね。

2008年4月12日 (土) 空前の入札
3月下旬に届いた名も知らぬオークション誌が元で、大騒ぎしていた。あれこれと調べたりしたが、本物という結論に。10年に一度あるかないかのチャンス。数百通のロットもあり、ネットで全カバーを見ることが出来る。ほぼ全カバーのチェックなどを経て、ようやく入札。入札総額は、過去最高を遥かに上回るのは確か(それでも、偽造菊切手の郵便使用カバー1通より相当安い…)。

2008年4月9日 (水) 2の系譜(7) 2000万マルク単貼
2000万マルク料金の郵便は、次の2つだけ。

  (1) 印刷物25g [16]
  (2) ローカル葉書 [16]

料金期間16はドイツインフレでも最短で4日間しかない。しかし、(1)の印刷物なら、難しくはない。(2)は、気付かなかった。探すとしよう。他に複数料金の組み合わせとして、

  (3) 国内書状20g1000万マルク+書留1000万マルク [15]

というのがある。

20080409__germany_19231031
画像が(3)の書留。2000万マルク切手は、1923年10月28日発行で単貼書留は10月31日までの4日間。4日間は、(1)の印刷物と同じ日数だが、全く難度が違う。画像のカバーを偶然見つけて入手し、二匹目を探しているが見つかっていない。JAPEX入賞作品をあるドイツ人に見てもらった時、褒められた一つだった。もし、見つけたら大切にしたい。なお、切手は正刷で、ロゼット図案と呼ばれ、ドイツインフレ末期1923年11月の主役となる。

2008年4月8日 (火) 2の系譜(6) 200万マルク単貼
次は、200万マルクの単貼。20万マルクの切手はなく、いきなり100倍でミリオンの世界に。^^;;
この200万マルクは、ドイツインフレでももっともありふれたもので、色々楽しめる。2の系譜の一番初めに挙げた245枚貼も、200万マルクの切手である。但し切手は、個人は使えなかった公用切手。さて、基本料金だが、以下のように沢山ある。

  (1) 国内書状20g [13]
  (2) ローカル書状250g [13]
  (3) 印刷物250g [13]
  (4) ローカル書状20g [14]
  (5) 印刷物50g [14]
  (6) 国内葉書 [14]
  (7) 印刷物25g [15]
  (8) ローカル葉書 [15]

(3)-(5)-(7)と同一料金で、だんだん軽くなる印刷物を並べるのも面白いかもしれない。

20080408_germany_19231001
(1)の国内書状で、1923年10月1日で国内書状200万料金の初日でかつ、これまた、200万加刷切手の初日使用でもある。

20080408_germany_19231031
画像は、(7)の印刷物で料金最終日である。台切手は、上の画像のと同じだが、目打がルレットで、通常の目打より少ない。

2008年4月7日 (月) 2の系譜(5) 2万マルク単貼
2万マルクの単貼。この辺りから、いよいよインフレらしくなってくる。というか、それまでのインフレが、可愛く思えるほど、激化するのである。さて、2万マルク料金の郵便は、これまた、少なく、基本的な郵便では3つしかない。

  (1) 国内書状20g [10]
  (2) ローカル書状250g [10]
  (3) 印刷物250g [10]

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加刷の文字 "20 Tausend" は、20千、つまり2万マルクである。(1)の国内書状で、日付は1923年8月24日。2万マルク料金の初日であるだけでなく、この2万マルク加刷切手の初日使用でもある。日本の普通切手で自然な初日使用は、難しく競争も激しいだろうだが、ドイツのそれとなると、難しいと言えば難しいが、日本のそれとは比べ物にならない位の多くの入手出来るチャンスがあり、値段も安い。運もあるだろうだが、気長に、釣り糸を垂らすつもりで探せば、見つかるものである。場合によっては、信じられない位の大群に巡りあい、選ぶのに悩むという贅沢もあるかもしれない。こういう楽しみ・スピードは、日本では味わえないものである。
話がそれだが、1923年8月24日に1000マルクだった国内書状が一気に20倍に値上げするため、臨時措置として、急ぎで加刷された。画像の200マルクの他に、12,25マルクにも同様の加刷切手が同じ日に発行されていることから、慌てて加刷したのが伺える。なお、複数料金での2万マルクは料金表を見る限りありえず、あえて挙げるとすれば、次の2つであろう。両方とも珍品であり、機会があれば、入手を狙いたいものである。

  (4) 商品見本250g [10]
  (5) 業務書類250g [10]

また、ドイツインフレ期、近郊国(オーストリアなど)、国境隣接域(差出地と受取地が30km以内)は、国内書状と同じ料金なので、入手を狙いたいものである。近郊国は割と集めたと思ったが、単貼が2マルクと最高の200億マルクしかないことに、今回で初めて気付いた。

2008年4月6日 (日) 2の系譜(4) 200・2000マルク単貼
200マルクと2000マルクを取り上げる。何故、2額面かって、何故かこの2額面に適応した郵便が少ないのである。まず、200マルクから。

  (1) 印刷物25g [9]
  (2) ローカル葉書 [9]

そう、2つしか見つからないのである。
20080406_germany_19230823
画像は、印刷物である。赤で押印の"Drucksachen"が印刷物を意味する。これまた、料金最終日である。料金最終日が多いが、なるべく、料金最終日は単貼で、料金初日は多数貼でと集めてきた影響もある。料金最終日と次の料金初日で、同じ額面の切手が、単貼の翌日に多数貼と並んでいれば、インフレが実感できるだろうと狙って集めていたのである。さて、続いて、2000マルクだが、実は、

  基本料金の中に、ひとつも見当たらない

のである。あれこれと料金表を調べて、あるにはあるが、

  (1) 小包9Kg・75Km未満 [8]

これじゃ、かなり特殊なものだ。けど、昨日も取り上げたが、複数料金を組み合わせたものがある。

  (2) 国内書状20g1000マルク+書留1000マルク [9]

である。こういう複数の料金の組み合わせを、切手一枚でピタリと済ませた例は、インフレ期には、多数貼に目が行き、忘れ勝ちなので、大切にしたい。
20080406_germany_19230809

2008年4月5日 (土) 2の系譜(3) 20マルク単貼
切手市場へ行く。初めての会場だが、ホームページの細かい道案内のお陰ですんなりと。来年3月のミニペックス向けに、宝探しを支援しようと思ったがドタキャンされた^^;; で、久し振りに日本物のリハビリをする。切手博物館にも寄ったら切手博物館研究紀要第4号があったので購入。大沢秀雄氏の「視覚障害に関連する切手」が目当て。

さて、話を、2の系譜に。次は、20マルクの単貼。

  (1) 外国書状20g [3]
  (2) 国内書状250g [4]
  (3) 印刷物1000g [4]
  (4) ローカル書状20g [6]
  (5) 印刷物25g [7]
  (6) ローカル葉書 [7]

20080405_germany19221114
画像は、(1)の外国書状でアメリカ宛。料金最終日であることがうれしい。(2)と(3)入手したくなってきた。6種挙げたが、実は、もう一つある。

  (7) 国内書状20g12マルク+書留8マルク [4]

こういう複数の料金の組み合わせを、ピタリと切手一枚で済ませられるというケースもあるのである。下の画像がそれで、これまた、料金最終日。
20080405_germany_19221214

2008年4月4日 (金) 2の系譜(2) 2マルク単貼
ドイツインフレ期、2・20・200・2000・2万・200万・2000万・2億・20億・200億マルクの10種類全て、該当する基本的な郵便料金がある。昨日、いきなり最多貼を出したけど、やはり単貼が基本。ということで、まずは、それぞれの単貼を整理してみる。
german1923_01_L
画像は、国内書状2マルク期の最終日。国内書状は基本料金中の基本料金なので、入手は難しくはない。せめて、料金最終日とか、何らかのヒネリが入ったものが欲しくなる。なお、このカバーは、「ドイツ(1922−23)」に入っているが、他にも2の系譜に当てはまるカバーが、数通入っている。特に意識して、2の系譜を選んだ訳ではないのに、この有様。
話が逸れたが、2マルクの郵便料金をメモする。(2)-(4)が盲点だな。無いぞ。
  (1) 国内書状 [1]
  (2) ローカル書状250g [1]
  (3) 印刷物250g [1]
  (4) ローカル書状100g [2]
  (5) ローカル書状20g [3]
  (6) 印刷物20g [4]
※ [数字] は、料金期間(1〜21)で、「ドイツ(1922−23)」での No. 。

2008年4月3日 (木) 2の系譜
全日展の作品やある懸案を済ませた今、色々と試す好機。その一つとして、来年1月のドイツ切手部会30周年記念ミニペックスをちょいと意識して、ドイツインフレで、ある遊びをすることに…。それが、「2の系譜」。30周年だから、「3の系譜」がいいのだが、ドイツインフレの場合、”2”にゼロがくっ付く額面が多い。2マルクに始まって、20・200・2000・2万・200万・2000万・2億・20億・200億マルクとあり、しかもその使用例が多いのである。以前から、なんとなく、2を意識して収集していたこともあり、2だけのカバーを取り出してみたら、100通を軽く超えた。”2”の切手だけであり、他の切手はダメという制約の元で、である。結構集めていたんだ。適当にやっていたので結構偏りがある。しばらくは、整理を兼ねて、書いてみる。
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画像は、公用切手200万マルクを245枚(5枚脱落だが)シート丸ごと貼った葉書。”2”の中で最多貼。

2008年3月30日 (日) 値踏み中
昨日、懸案を2つ片付けてやれやれ。一息つく暇もなく、オークション誌を調べる。ネットで、ロット物の全カバーを見ることが出来るのが有り難い。これは、ウーン、10年に一度あるかないかのチャンスかも。
20080330armenia_19230923
画像は、もう一つ入手したアルメニアのカバー。ドイツインフレの最中の1923年10月5日ベルリンの着印が押されているのが好ましい。

2008年3月26日 (水) あれこれ
ブラジルでは、1980〜90年代に4回もデノミを実施している。悩みは、その間の料金表が見当たらないこと。自分で作るしかなさそうな…。これは、ちょっと大変じゃ。気楽に出来るやり方ないかと思案。eBayをウォッチして、ひょいと思いついたのだが、デノミ4回を全て含む1985年〜1994年の10年間の発行を全種類カバーで集めるのは、どうか…と。スコット見ると500種を超える。、ウーン、でもカバーに何種類も貼っていれば、切手展のフレーム数に納まりそう。小型シートなど、なかなか集まらないのも結構多そうだ。でも、これなら、すぐに始められ、時間をかけて楽しめそう。
20080326_armenia_19231010
画像は、アルメニアのカバー。昨日の画像と同時に出品され、安くない最低値だったのだが、入札してみたら、無競争でゲット。ようやく、アルメニアを入手。但し、スコットカタログでは見当たらない??ちょっと、アルメニア方面も調べなきゃ。

2008年3月25日 (火) 出品後に
全日展作品を提出した後、しばらく一休みと思ったのだが、余韻でカバーが届くだけでなく、オークション誌まで届くとは思わなかった。すぐには見なかったのだが、ふと見ると目が点に…。凄い。真贋も含めて調査せんといかん。全日展まで、ゆっくりとはいかない。^^;; 他にも宿題あって、今週中にケリをつけなくちゃ。
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画像は、ハイパーインフレで恐らく最難関のアルメニア。妙な雰囲気の単色。思い切って入札してみたのだが、あっさりと抜かれた。

2008年3月24日 (月) 気送管から気送管
3月16日の続きです。eBayで二桁落札のブツが早くも届いた。
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画像は、ハンブルクからベルリン宛の速達。ハンブルクの気送管を経由している。時刻表示が11:40Vと10分単位なのと消印の下の"EILBRIEFE"が特徴。ハンブルク路面電車でも使われたタイプ。状態が今一つなのだが、このタイプの消印は確か、ハンブルク以外からハンブルク宛の速達には見かけるが、逆にハンブルク差出の速達では、少なそうな気がしたのと、重量便(速達なのとゴム印がないので、ハンブルク路面電車はないと思うのだが…)なので、弱めだが、それなりの金額で入札してみたら、二桁落札の中で一番高くなってしまった。eBayの画像ではカバーの表しか表示されていなかったのだが、実物を手にし、裏を見て仰天。ベルリンの消印は当然だが、これまた、10分表示なのだ。8-NはAPM8:00。つまり、ベルリンでも気送管で運ばれたことになり、研究用が急転、一軍入り。よく見ると消印の日付はハンブルクもベルリンも同じ1923年4月20日。早い。ドイツインフレは、しばらく切手展に出す予定がないのだが、マテリアルが自然に集まる。

2008年3月22日 (土) 仕込み中
昨日、書いた聴覚障害者切手クラブのミニペックスのことで、色々と思案し始めている。せっかくのミニペックスなので、聴覚障害に関するPRが出来ればと思っている。ふとしたことから、日露戦争の大将の一人が聴覚障害という情報を入手したので、全日展作品提出後、日露戦争を調べ出している。軍人、それも司令官級に聴覚障害者がいたとは、ちょっと信じ難い。そして、その大将や日露戦争とは全く関係なく偶然なのだが、目玉になりそうなアイテムを入手。切手ではないが、紙でオープン展なら、立派に使えそうなもの。ちょっと、インフレから脱線気味。

2008年3月21日 (金) 2008年度ミニペックス日程
先日届いたJPS正会員会報に、2008年度ミニペックス日程が載っていた。2009年1月17日〜18日にドイツ切手部会、3月20日〜22日に聴覚障害者切手クラブ。特に後者は初めて。色々と目論み中。

20080321_poland_1923
画像は、最近落札したポーランド。入札し忘れが続いているが、ちゃんと入札している。額面合計が9900Mkと中途半端。郵便料金表だと1万Mkのはず。一番上の左から2番目の切手が脱落している。そのすぐ下の切手の消印がかかっていないので、脱落と分る。料金からみて100Mkだろう。そして、面白いことに、脱落した跡に着印が押印されている。運搬途中で脱落したのであろう。

2008年3月20日 (木) ヤフー回帰
最近、ヤフーで入札するケースが増えてきた。インフレ主体で、ヤフーは、もはや殆ど使わないだろうと思ったのだが、眠っていたサブテーマが浮上して漁るようになった。そういう訳で、インフレの方で、入札し忘れるケースが出てきた。
20080320_german_19231113
画像は、ドイツインフレ末期の価格表記。料金を徴収した後、切手を貼ったみたいな、奇妙なもの。これも入札し損ねたもの。インフレ末期の価格表記はあまり見かけない。速達なので、尚更もったいない。

2008年3月18日 (火) 相手の方が一枚上手
ハンガリーオークションサイトから、請求メールがきた。みるとユーロに変わっていた。今月初めの請求では、ドルだったので、今回もドルだと思ったのだが…。
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画像は、入札し忘れたボリビア1950年代のカバー。

2008年3月16日 (日) 続き
昨日の二桁落札の続き。
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は、インフレ期のもので、1923年1月23日の鉄郵印が押印されている。楕円が特徴。これだけなら、びっくりしない。驚いたのは、切手上に押されていない一見、普通の消印に見える二つの消印。この2つの消印は、気送管郵便用。10分刻み表示になっているのが特徴。表が5.40N、裏が5.50N。10分で送られたことになる。しかも、鉄郵印と同じ日の1月23日。Nは午後の意で、午前はV。鉄道と気送管で、一気に送られたもの。こんなのが、混ざっていた。

2008年3月15日 (土) 二桁落札
eBayで、同一出品者より、ドイツインフレ期主体のカバー200通以上の出品。まさに玉石混合で、楽しめた。
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は、インフレ期ではないが、宛先がエジプトのカイロとあっては、ついつい落札。$10を大きく超えてしまった。^^;;

2008年3月13日 (木) 脱線
溜まったものを少しずつ、処理しているが、eBayを覘くと面白いのが出ていたり、eBayの他にも面白いのがあったりして、時間を潰してしまった。プログを覘いたりしたが、「オークションを語りませんか?」が終了となったのは気付かなかった。全日展の作品を作っている間に色々な動きがあったようだ。

2008年3月11日 (火) 逐次処理中
全日展作品優先のため、色々と、溜まってしまった。これから、処理して減らします。
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は、土壇場で入れたくなったカバーが発生し、外れたもの。右下に、”Poste restante”(局留)と書かれている。

2008年3月10日 (月) 豊島郵便局
今日、全日展作品提出締切日。作品を提出しました。いやー、マジで危なかった。^^;; 実際、実際のリーフ作成、昨日一日で、一気呵成に、でした。実は、1リーフに2通のカバーを詰めるのは初めてなのです。それを一日でやるというのは無謀というもの。やはり、途中で色々とアラが見えて、恥ずかしい限りなのですが、今後の課題にします。
で、提出なのですが、要項に、「郵送のみ可」と明記されていたのですが、間抜けにも、豊島局まで出向いて、やはり書留にして下さいと言われ、結局、豊島局で豊島局宛の書留。再度のオソマツでした。
20080310_receipt
は、その受領証。しっかりと締切当日の消印が押印されています。別の池袋まで行く用件を拵えて、儀式的に、豊島局によって、作品を提出でした。提出すると、やはり、ほっとします。^^;;

2008年3月4日 (火) オソマツ
全日展作品でバタバタしているが、全日展作品とは別に、ある提出をメールしたつもりが、相手に届いていないのが判明。要するに、相手の旧アドレスにメールし続けていた訳。返事が来ないなと、ちょっと変に思ったのだが、相手もこちらと同じく色々とバタバタしているんだろうと思ったんだが…。ただ、旧アドレスが無効になっていれば、メールが戻ってくるはずなので、ちょっと気味が悪い。旧アドレスが有効なままなのか、それとも全然、別人の所に送ってしまったのか…。
出品作品作成時の引き寄せの法則通りに、カバーが届く。画像では分らなかったが、現物を見ると、当たり。どうやら、また入れ替え発生のようだ。

2008年3月3日 (月) 筋肉痛
3月3日は、世間一般は、ひな祭りなのだが、"33"は、ミミと読め、耳の形に似ていることから、聴覚障害者の世界では、耳の日として定着している。一昨日・昨日の二日間通しの恒例のイベントがあり、手伝ったのだが、筋肉痛に。^^;;
全日展出品締切まで残り1週間に。ようやくカバー93通の選定を一応済ませた所で、まだ1リーフも作ってない。リーフのフォーマットすら、まだ。カバーの入れ替えも頻発にあるだろう。予想より早く届いたカバーの現物をみて、気付かなかった要素に気付き、早くも入れ替え発生。

2008年2月26日 (火) 駒は揃う
到着を待っていたカバー群が届く。全日展に使うカバーは原則として手持ちの中から使うことになる。ネットオークションに出品中のものの追加入手の可能性はまだあるが、これから出品されるものはもう時間的に間に合わない。これで壁を一つクリアしたが、これより、大きな壁がいくつも続く。

2008年2月24日 (日) 黄信号
全日展提出締切まで残り15日。それなのに1リーフも作っていない体たらく…。リーフ作りの前の部分で未だに足掻いている。

2008年2月20日 (水) 逃した
20080220_hungary194602
15000ペンゴの外信単貼は、それ自体が割りと珍しく、なおかつ、パレスチナ宛とは面白い、これは、戴きと思ったのだが、全く知らない伏兵にラスト10秒で攫われてしまった。それなりに、強めの入札をしておいたのだが、もっと強く入札しとくべきだったか。でも、強過ぎる入札は副作用があるからな…。

2008年2月19日 (火) 届いた
数点のみだが、展示で使いたいものばかり。展示で不可欠なももの含む。

2008年2月13日 (水) 取り込み中
んで、すいません…。(うーん、これは盲点だったな[独り言])

2008年2月11日 (月) バイセクト
全日展のカバー選定の途中で、あるストーリーにすることにしたら進み始めた。と、言っても難所はこれからなんだが…。
20080212_hungary_19460601
1946年6月1日ブタベストからBataszek宛の小包葉書。今日は手抜き。^^;;

2008年2月10日 (日) 切手の誤用
ようやく全日展のカバー選定に入る。といっても、行ったり戻ったりするだろう。

さて、小包葉書だが、税を収入印紙か何かで納めることは書いたが、その税を切手で納めた例があるのである。
20080210_hungary_19460508
1946年5月8日ブダペストからBekes宛で、1.5Kgの小包。切手が2枚貼られていて、2枚とも文字が加刷されている。右側の茶色が600万ペンゴ、左側の緑色ぽいのが80万ペンゴ。葉書の裏側には何も貼られず、また1.5Kgは5Kgまでの小包料金600万ペンゴに該当するので、左側の80万ペンゴが本来は収入印紙で貼られるべき所を切手で貼ってしまったのだと判る。もう一つ、包葉書代があるのだが、印刷されている料金印面は、10フィレール(=0.1ペンゴ)のままである。実際は、インフレの進行に合わせて値上げし、1946年5月8日時点では、30万ペンゴだった。利用者は、郵便小包料金代と、小包葉書代と税合わせて、710万ペンゴ負担したことになる。

2008年2月9日 (土) 補助配達票
三連休の初日。この連休中にある程度の目処は付けておきたい。しばらく小包の話続けます。お付き合いの程を…。
20080209_hungary_19450719xx
画像は、郵便局員特別割引小包で使われた補助配達票(というのかな)というもの。昨日の郵便局員特別割引小包葉書を入手時に一緒についていた。中央に赤色で書かれている"32"は、昨日の葉書の中央に青色で同じく書かれている。更に、もう一つ、
20080210_hungary_02_IPK_450724xx
が、付いていた。7.5ペンゴの金額が記入されている。流石にこの紙のことは、本には書かれていなかった。展示会では先の補助配達票までは使えるだろうだが、この紙はまだ使えない。

2008年2月8日 (金) 郵便局員特別割引小包
今日は聴覚障害者切手クラブで目白の切手博物館へ行く。来年初めにミニペックスを申し込んで、OKかどうかも未定なのだが、メンバー達意識し始めているようだ。

さて、昨日に続けて、小包葉書の話。ハンガリーインフレでは、小包に面白いのがあり、郵便局員は特別料金で小包を利用できた。
20080208_hungary_19450718
画像は、1945年7月18日ブタベスト宛の小包葉書で、左下に重量5Kgと書かれている。昨日と同じ料金期間で同じ重量区分(1-5Kg)である。しかし、貼られている切手は、緑色の切手に加刷した1ペンゴのみである。昨日の18ペンゴに比べてかなり安い。そして裏側の右側にゴム印が押されている。書かれているのは管理者のサインで、郵便局員特別割引の小包葉書は、このようなゴム印と管理人のサインがあるのである。料金の全体像は未解明だそうな。重量とか距離に対して、どうなっているかもはっきりしてないそうだ。
さて、小包は、料金が3つあって、郵便小包料金代と、小包葉書代と税である。葉書の左側に大型の切手みたいなのが貼られているのが、税を納めるための収入印紙(?)であり、昨日のと同じものである。額面も同じ10フィレール(=0.1ペンゴ)であり、従業員であっても、税ばかりは安くとは行かなかったようである。昨日の葉書と今日の葉書を並べると、従業員割引の安さがより目立つだろう。実際の作品でも出来れば並べて示したいものである。

2008年2月7日 (木) 郵便小包
ここ1ヵ月程は、全日展向けの準備で大わらわになるだろう。ここでもハンガリーばかりになるだろう。本来なら、作品の構想はとっくに終わって、リーフ作成を進めていく所だろうだが、まだ個々のマテリアルを調べている段階である。今度の三連休が一つの山場になりそう。
さて、前回、小包葉書を突っ込み中と書いたので、小包葉書を取り上げてみる。普通、切手展では、小包葉書は、書状や書留・速達などに対して、脇に追いやられている感じである。基本料金ではないので、あまり関心が向かないのだろう。レアではないが、ブツがあまり出回らず、見た目もあまりぱっとせず、料金体系が複雑なことも影響しているように感じる。ところが、ハンガリーインフレの場合、割とブツがあって、しかも料金体系が細かく調べられているのである。

20080207_hungary_19450806
画像は、1945年8月6日ブタベスト宛の小包葉書で、左下に重量2Kgと書かれている。1-5Kgで同一料金で、表に紫色の5ペンゴ3枚、裏に0.3ペンゴ10枚の計18ペンゴ分の切手が貼られていることから、距離区分150Km超と分かる。そして、表の左上に貼られている大型のは、0.1ペンゴの表示だが、切手ではない。そして、その料金は未解明になのである。

2008年2月4日 (月) 急がば回れ
早く、全日展に使うマテリアルを選びたいのだが、個々のマテリアルに不明点が多く過ぎて、その調査中。昨日取り上げた郵便為替も、金曜に手にしたばかりで、細かい箇所で、ピンと来ない部分がある。2日程突っ込んで、少しずつ見えてきた。その見えた部分を他のマテリアルに照らしてみると案外何かが気付くことがあるのかも知れない。もうひとつ、突っ込み中なのは、小包葉書。割とたくさん集めることが出来たのだが、いざ、となってみると分らない点が多いのである。そして、実際、本当に未解明となっている部分もあるのである。この辺り、年末年始に、本を分らなくでもいいから、全部一通り読んたのが効いてきたようだ。

2008年2月3日 (日) 本命
昨日のカバーは、見た目も楽しいのだが、全日展で使うかとなると未定なのである。3フレームという制約の中、はみ出てしまうかもしれない。また、A3プリンタを入れて無いので、まだダブルリーフは使わないという理由もある。ハンガリーから届いた落札品は、10点超で、本命は別にあった。
20080203_hungary_19460628
画像が、それである。スタンプレスで、昨日のカバーとは対照的で、目立たない。しかし、郵便為替というもので、ハンガリーインフレ期では確認2点のみだそうな。もう1点は、国際展金賞のコレクションに納まっているそうだ。こうなると、全日展作品に入れることは、もう確実。ただ、その確認2点のうちの1点(または、"現存2点"、"one of two known")というような表記を、入れていいかどうかとなると、ちょっと分らない。
実は、この本命故、事故→返金では済まないため、無事到着にホッ。

2008年2月2日 (土) 全日展モードへ
昨日、ハンガリーからオークション落札品が届いた。実は、12月中旬に終了していたのだが、クリスマスシーズンは事故が多いから1月発送すると、オークションハウス側から連絡あったのだが、なかなか届かず、心配になり始めた時だった。同時にJAPEX'07ブルデン2、更に今日、全日本郵趣2月号が届いて、一気に全日展へのエンジンがかかり出した。
20080202_hungary_19460605
画像は、昨日ハンガリーから届いたカバーの一つ。

2008年2月1日 (金) 行きがけの駄賃
早くも2月に。2008年がもう1ヵ月過ぎた。アフリカ主体のカバー100通を超えるロットが届いた。ロット買いが増えているとは言え、100通を超える大ロットは久々。ガーナとナイジェリアばかりで、しかも状態の悪いものも多い。
20080201_zimbabwe_19820312
画像は、ロットから出たジンバブエで唯一のカバー。1982年で、インフレが激化する2004年よりかなり前なので、インフレ収集の対象外。でも、インフレ前後のカバーもある程度は欲しい。しかし、滅多に出ず、1通で$10を超えるので、有り難くコレクションに加える。横長で整理し難いのが難点なのだが、参考だからまぁいい。前回のカバーは、インフレが激化する前の2003年なのだが、それでも、21年の間に約500倍($0.27→$140)になっている。

2008年1月28日 (月) ロット買い
最近、ロットでの入手が増えてきた。昨日のロシアは例外で、1980年代以降が大半である。最近のインフレは単品ではまず出てこないので、ロットの中に含まれているのを探し出しているのである。24日のペルーもその一つ。ロットなので、面倒と整理を後回しにすると、ペルーのように行方不明になりかねないので、すぐに整理するように心掛けないと…。
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2003年4月、ジンバブエからアメリカ宛のカバー。消印がきちんと読めるのがうれしい。ジンバブエで$100以上で、局名・日付がきちんと読めるのは、これが初("R"等の文字表記は除く)。宛先が左寄りで、バランス悪いとかのゼイタクしてたら、1通も入手出来ない。2004年以降、インフレが激化し、1000倍以上になっている。2004年以降で、このような状態のカバーを1000通位、まとめて入手したい。料金や料金変更日など分析を望むなら、程よくバラついた1000通位欲しいと思うのだが…。

2008年1月27日 (日) 少々ムキになって…
ロシアがなかなか入手出来ず、ちょっとこれはマズイっと思っていた所、大半がインフレ期のロットが出て、強く出てみた。1通ずつ強く出るのも楽じゃないが、ロットなら1回で済む。
20080127_russia
画像の2通を含む7通を一気にゲット。1通よりは、ちょっと割安かなという感じ。

2008年1月25日 (金) アルメニア
ハイパーインフレは、20以上の国・時期で発生しているが、その中で一番の難関は、1920年代のアルメニアであろう。
20080125_armenia_1923
アルメニアの切手は何というか幻想的な不思議な雰囲気がある。カバーに、$500の最低値がついて、入札する人がいるのである。いくつかアルメニアのカバーを見かけたが、いずれも$200以上で手が出ない。ウーン。1通位は入手しとかないと…。
ちなみに、アルメニアのことはまだ良く分からないが、ロシア側とトルコ側があって、切手を発行していたのはロシア側の方かなと思っているが、調べないと…。ちなみにトルコ系(正確にはオスマン帝国)は悲惨な歴史があり、今でも引き摺っている。

2008年1月24日 (木) 仮置き禁止
届いたカバーの整理が追いつかず、とりあえず置いたら、いざという時に見つからず難儀することしばしば。というか、未だに行方不明のままのものがいくつもある…^^;;
実は、ペルーのカバーも、行方不明になりかけた。一日置いといて、整理しつつ探したら、目の前に置いてあった。^^;;
20080124_peru_1991
分数みたいな表示で惑わされるが、額面が310000。消印は四角で最近よく使われるようになっているが、文字が読めないのが難点。特に、日付が…。但し、このカバー、左側にメータースタンプが押印されて、1991.7.1と読める。デノミ初日で、表示金額も0.14と小数点以下になっている。四角の消印の日付、どう頑張っても1991.7.1と読めない。どういう使われ方をしたんだろう。

2008年1月23日 (水) ペルーも該当
ペルーで1990〜1991年の短い間に、100倍を超えるインフレ発生していたんだ。期間が短かったのと、カバーが出てこないので、気付かなかった。ちょうど、かのフジモリ氏が大統領になった時期じゃん。

2008年1月22日 (火) バタバタ
…………………………………………………

2008年1月18日 (金) 続くシンバブエ
ようやく念願の数字の入ったカバーを入手(???)

20080118_zimbabwe_error
やっぱし、数字が入るといい。文字はアクセントになるが、やはり数字でないと…。
実は、これ私のものではないのです。

昨日のカバーと一緒に届いたのだが、他人宛なのである。
中に手紙が入っていて、見事な崩し字。どうやったら読めるか一日悩んだのだが、ふとしたことでカバーの宛先に目が行き、誤配と気付いた。
欲しいという一念が引き寄せたのか…。ともあれ、郵便局へ持っていって経緯を話すしかない。

2008年1月17日 (木) コロンブスのタマゴ
話は遡って昨年12月。シンバブエのカバーがどうしても入手出来ず、モンモンしている時に、偶然、ネットでシンバブエからの出品者を発見。カバーを問い合わせたのだが無いの返答。しばらくして、ある秘策を思いつく。

20080117_zimbabwe
家に直接郵送してもらうよう依頼。その実物。日付が2007.12.20。但し、切手が例の"R"。数字の入った切手を貼ってもらうように頼むとしよう…。問題は、インフレがまだ進行しているかどうかだ。高地安定ではせっかくの秘策が…。

2008年1月15日 (火) やっと
前述の4通のカバーは、4つともコレクションにはない。FDCはテーマテイクでは使え、またキレイなので観る人を楽しませることが出来るのが長所だが、郵便料金を直接明示出来ないのが欠点。
先の連休、行けないと思った切手市場に、いつものことながら短時間寄ることが出来て、
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をゲット。消印も2007年とバッチリ読める。切手も"R"で、まさにインフレ切手。無理してでも、切手市場に行ってみるものだ。……、でも、いくらなんだ…。肝心の料金が分からないではないか。

2008年1月10日 (木) 難しいアフリカ
ジンバブエ以外に、モザンビークでもインフレが起こっているようだが、これまた、カバーが見つからない。たまたま出たと思っても、
20080110_mozambique_2000
最低値が$24.99で、入札者がいるのだから恐れ入る。

2008年1月9日 (水) 続き…
20080109_zimbabwe_200601FDC
消印の日付は2006.01.17。昨日と同じ2006年のFDCです。6種類の切手で最低額面が$25000、最高が$300000。昨日のFDCはその10ヶ月後で、$100,$800とゼロが減っています。不思議ですね。実は、これ、2006年8月1日に1000分の1のデノミをやったらしいのです。ゼロが減ったり増えたり減ったたりしてジェットコースターのようですね。

2008年1月8日 (火) 1年足らずの間に…
昨日、シンバブエだけは、4年で100倍を超えるインフレに該当するだろうと書いた。

20080108_zimbabwe_200610FDC
画像は、昨日と同じくシンバブエのFDCで、消印の日付は2006.10.24。昨日のFDCの2007.09.18より11ヶ月弱前。可愛らしい図案で、額面は$100と$800。それが昨日のFDCではゼロが2つ増えている。もっとも、今日のFDCが低額面用、昨日のが高額面用という可能性もなくはないので、FDCでは弱い。やはり、実逓便でないと訴求力が…。なお、ジンバブエでは、2006年に面白いことがあり、続きは明日。

2008年1月7日 (月) 現在進行
現在も、アフリカの中央から南部寄りの地域でインフレが進行しているようだ。但し、ここでいうインフレは、4年で100倍を超えるハイパーインフレを指す。断定できないのは、確証が得られないから。新発行切手の額面などから可能性はあるのだが、実逓便が全く入手出来ない。但し、シンバブエだけは該当し、現在も進行中であろう。

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画像は、シンバブエのFDCで、消印の日付は、4ヶ月足らず前の2007.09.18。キレイな蝶々に目が奪われるが、6種類の下列右側の2種類は、$50000,$100000と数字が並ぶ。他の4種類は、Z,A,E,Rと文字だけ。実逓便が欲しい。出来れば数字の入っている方で。今、ハンガリー1945-46に傾注しているため、であればいいのだが……、実感では、ハンガリー1945-46以上の難度。

2008年1月6日 (日) 多謝 アクセス30000件
今日、アクセス数が3万件超えました。昨年同じ1月6日に2万件。1年でピタリ1万アクセス。偶然過ぎる。大勢の方に訪れて戴いて感謝です。

解読作業、全部は無理なので、枝葉部分は飛ばして、ともかく一次訳完了。3日間缶詰でした…。でも、お蔭様で色々見えてきました。例えば、航空便見かけないなと思っていたが、インフレ後期まで航空便そのものが無かった…道理で見かけない訳だ。訳の分らない部分が結構あるので、これらの解読は今後の課題に。

2008年1月5日 (土) 気分転換
単調な作業が続いているんで、休憩を兼ねて書きます。
また、昨年落札で、今年届いた収穫品です。

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1923年11月28日、200億マルク切手を貼るべきところを、100億マルク切手だけで、不足料600億マルクを取られています。切手額面で不足は100億マルク分で不足料は50%増しの150億マルクになるはずなのですが、4倍の600億マルクになっています。ドイツインフレを知っている方なら、気付いたと思うのですが、4倍料金(1923.11.26-30)なのです。郵便局で切手を購入すると額面の4倍の代金というややこしい措置。正常に切手が貼られると、4倍料金であることが一見して分らず、このような例でないと4倍料金であることが分りにくいという妙な期間です。また、このように4倍料金であることを明示するマテリアルを探しているのですが、メータースタンプや料金前納を含めて、なかなかありません。

2008年1月4日 (金) 解読手法
英語が苦手である。高校の時、マークシート式テストで偏差値30台があったほどである。耳が聴こえないものだから、英語の授業を受けてもさっぱり。先生も心配して、色々と工夫してくれたのだが、効き目なし。それが、eBayで漁りまくったり、英語の文献を読むものだから、分らないものである。但し、英文は、定型文ならともかく、通常の英文は、未だに辞書なしでは読めない。で、解読をどうやるのかというと、まずスキャナーに付帯のOCR、つまり、画像の文字をテキスト化するソフトを利用するのである。OCRの精度が高まり、英語ならかなりの精度でテキストにしてくれる。そして、次は、ネット上にある無料の翻訳サイトで、次々と訳すのである。一気に全部やるのではなく、"1(イチ)"と"l(エル)"、"0(ゼロ)"と"O(オー)"などのような間違えやすいパターンを認識して、順次、修正しながらである。もちろん、日本語への翻訳なんで、高がしれている。とても訳本としては出せない。しかし、大体の内容はつかめるから、有り難い。あとは、必要に応じて、本にメモする感覚で、修正して行けばいいだろう。で、実は、昨日まで、テキスト化したい部分を、せっせとOCRでテキスト化していた。解読というより、その準備。今日から、翻訳開始である。既に4分の1ほど進んだ。今度の日曜あたりには、一次訳が完了できるであろう。そこまで進めれば、次にどうすればいいのかが、今よりはっきり見えてくるだろう。もちろん、本は、1年半ほど使っているので、ある程度の知識は入っているのだが、まだ気付いていないのもかなりありそうなので、そのチェックが一番の目的である。

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ちなみに、本は、"The Hungarian Hyperinflation of 1945-1946" Robert B.Morgan著(2003刊,本文p266,レターサイズ)というもの。著者は、2006年のワシントン切手展で金賞を獲得したハンガリーインフレの第一人者。興味ある方は、連絡をください。送料込みで1万円を切るでしょう。

2008年1月3日 (木) 解読中
ハンガリーインフレ文献と取っ組み中。英文なので、すんなりとはいかない…。

2008年1月2日 (水) 謹賀新年
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
2008年はハンガリーが重点注力分野になるでしょう。20程の国を追いかけているので、弾を充分に込めれば、次々と出てきて飽きることがないでしょう。しかし弾も限りがあるので、切手展出品を控えている時は、ともかく、そうでない場合は、安く楽しみたい。しかし、特に1980年代以降のカバーがなかなか出てこないので、送料を合わせると1000円を切るのはなかなか無い状況。かといって、安いのを待っていたら、いつまでも入手出来ない…、という状況をどうするかが、息長く、収集を続ける上でのポイントとなりそうです。

次の画像は、新年最初の収穫品です(正確には、大晦日に届いた可能性があるのですが、手にしたのが新年になってからなので、今年の収穫に入れていいでしょう)。
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1992年12月4日、ブラジルからペルー宛です。32cm×23cmという大型封筒に、11枚のメータースタンプがベタベタ(瓦だったらもっと良かったですが…)。メータースタンプは通常、1枚で済ませるのですが、桁が足りず、11枚になったでしょう。ブラジルでは数度のデノミを実施していて、画像のはクルゼイロ"Cr$"(1990年3月〜1993年8月)期のものです。クルゼイロ期のカバーは、何故か、なかなか出て来ず、少々割高でも手が出てしまいます。