j_deafの日記(兼:更新記録) 2008年7月〜12月

2008年12月30日 (火) よいお年を!
2008年も色々とお世話になりました。お蔭様で、ハンガリーインフレのハトカバーを複数入手するなど、大きな収穫がありました。2009年もインフレを重点的に収集を進めたいと思っています。更に聴覚障害者向けに、切手収集の愉しさを伝えることも試みる予定です。

今日より3日ほど不在になります。よい年を迎えてください。

2008年12月28日 (日) 年末年始
昨日仕事納めで、今日より連休。ゆっくりとしたいところだが、やること山積み…。他に置く場所がなく、パソコンのディスクプレイ前に、未処理ものを置いたら、あっという間に積もり、ディスクプレイの下端が見にくい状態に。まずい…^^

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画像は、ポーランドインフレ末期1924年4月24日ワルシャワから差し出された航空便と思われる。ネットオークションに出されたもので、ポーランドインフレの最高額面200万マルカが貼られているのがポイント。上の緑色の切手がそれ。実は、200万マルカ貼が売りに出されるのを見るのは、これが初めて。初めてなので、相場が判らぬ。終了時間が遅くない時間だったので、本気モードのラスト10秒で入札したのだが、入札値の倍程とあっという間に置き去りされ、悔しがるよりあっけに…。

2008年12月21日 (日) 10日
2008年も残り僅か。ドイツ切手部会ミニペックス向け作品ようやく形を成し始めてきた。3部作で出来たのは1フレーム。残り2部4フレームを2週間は、年末年始の中、ちょっときつい。ちなみに、2フレーム分は、ドイツ切手部会30周年にちなみ、30関係を集めたもの。

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画像は、30マルク67枚貼で、ネットで即売中。好みの瓦貼なのだが裏面のみで宛先などは無いのが惜しい。^^;;

2008年11月30日 (日) ようやく回ってきた
ドイツミニペックス向け作品の準備中。ようやく内容のイメージが出来るようになってきた。3つのテーマを5フレームに割り当てるもので、3・1・1か2・2・1フレームしかないのだが、ようやく固まってきた。整理出来ていなかった所の整理を兼ねていて、どこか弱い(欲しい)かが明確になってきたのは大きい。

全日本郵趣と郵趣が届く。全日本郵趣のアジア切手展報告は、参考になる。薄い本だが、大いに示唆に富んでいる。郵趣では、日本切手収集法が面白かった。切手展出品がコレクション充実になることは同感。なお、異なるテーマで出品し、結果として日本切手全般のコレクションを作るという発想は、知らずにマネしているところ。毎年異なるテーマとはいかないが、20世紀インフレ史を目指して、今は、各国・各時代のコレクションを順次集めている段階。
インフレは、第一次世界大戦(1920年代)、第二次世界大戦(1940年代)、1960年代以降の3つに大きく分けられる。最初に、1920年代の代表としてドイツを2年連続JAPEX出品し、次に1940年代の代表としてハンガリーをJAPEXと全日展で3回出品し、ようやくある程度形を成して来たところ。
ドイツ切手ミニペックスでは、そのドイツ・ハンガリーに次ぐ、3つ目の候補の一部(ドイツのミニペックスなので)を展示予定。

2008年11月16日 (日) 回し始め
切手以外も含め、秋のシーズンのピークが過ぎたので、少しずつ、次の準備を開始。片付けてないものが結構あるので、バランス取らないといけない。作成した作品の保存スペースも考えなければ…。
だが、ようやく、ドイツミニペックス向け作品に本格着手。まずはマテリアルの確認だが、4料金期間、丸ごと該当するマテリアルが一つもないというような抜けに気付く。埋めるのを試みるか、そのまま進めるかは、成り行きに任せることになりそう。

2008年11月15日 (土) スター
今日、ジャパンスタンプオークション誌が届いた。いつものと異なって3冊入っていた。3冊目は、新しいオークションの創刊号。ライバルを手助けするジャパンスタンプの懐の深さ…。これを観るだけでもジャパンスタンプオークションの会員を続ける意義があるというもの(実は、JAPEXフロアに密かに入札していたのだが全敗)。

昨日、聴覚障害者切手クラブの例会で切手博物館に行ったついでに、JAPEX作品を引き取った。

2008年11月6日 (木) 次の手
最大の行事JAPEXが過ぎ去ったが、ゆっくりできない。というのは、まず1月にドイツ切手部会ミニペックスがあり、5フレーム出す約束をしてしまった。そして、勿論、まだ1リーフすら作っていない。^^;;
まぁ、テーマは既に決めて、マテリアルを増やしている所で、何とかなるだろう。更に3月に聴覚障害者切手クラブの初めてのミニペックスがあり、出品する側ではなく、出品をお願いする側なので、未開地を行く気分である。

2008年11月3日 (月) 結果
昨日、賞が発表され、金銀賞(特別賞付)でした。2年前の作品より、7ポイント低くなっていました。その差はまだ、理解し切れていませんが、それだけ改善個所があるということでしょう。審査員も含めた参観者に、分かり難い部分、物足りないと感じさせる要素があったのかもしれません。難度は、2年前より数段も難しいのですが、見た目、単調になった面があったのでしょう。あえて、ダブルリーフを使わなかったり、国際展を意識して、5フレームに留めたりしたのも、今回の場合、マイナスに働いたかもしれません。

会期中は、聴覚障害者切手クラブのラウンジにいて、色々な方々と会えてうれしかった。また、今回は、時間短縮の狙いもあったでしょうが、部門毎にまとめて、審査員との対話が行われた。手話通訳を通して、他出品者への講評・やり取りを見たが非常に勉強になった。今日の午前の講演会も、知識の深さの必要性を改めて認識させられた。気付いたら、テーマティク以外は、殆ど、観る事が出来なかった…。

2008年10月30日 (木) 5フレーム
JAPEXのレギュラークラスの作品数は、54点で、283フレームだそうだ。平均5.24フレーム…!!5フレームで出したのだが、平均以下ということになる。^^;;
2年前出品のドイツインフレ1922-23は、8フレームだったが、今回は、国際展のフレーム数をちと意識して、5フレームで出してみた。だが、全体の動きに逆行しているんだな。

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画像は、1946年6月26日のハンガリー国内書留。600億ペンゲー分の切手が貼られている。青色の"B"の書き込みが目立つが、"B"印は、1933年に制定された制度で、元々は、国家元首やその家族の郵便物でしか使えなかった。一般郵便物とは別配達だった。それをインフレ期に、切手のマーケティング部門が制度を拡張して、利用したもの。更に、旧料金猶予を知っていて、ちゃっかりと旧料金で通している。6月26日は昨日も書いたが、旧料金猶予の最終日。国内書状4000億+書留8000億の1兆2000億ペンゲーが本来の料金。制度の悪用はちと困るが、お陰で面白いマテリアルが産まれたものである。

2008年10月29日 (水) 連鎖反応
JAPEXが三日後と近づいてきた。聴覚障害者切手クラブのラウンジを設けて戴いたので、三日間ほぼずっと、ラウンジに居ます。是非、寄ってください。

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画像は、1946年6月23日のハンガリー国内書状。国内書状200億ペンゲーの最終日。翌6月24日に20倍の4000億ペンゲーに値上げ。6月27日の朱色の消印が押印され、3800億ペンゲーの青字が記入されている。ご覧の通り、消印が薄かったので、24日以降の差出とみなされ、差額3800億ペンゲーのみが徴収されている。本来は、不足料の場合、倍額7600億ペンゲーになるところ。そして、更に面白いのは、3日間の旧料金猶予期間が設けられていて、6月26日までは、200億ペンゲーで通用するはず。消印が薄いため、次々と反応が起こっている所が、面白い。

2008年10月17日 (金) 近づいてきた
切手パビリオンで、JAPEXの競争出品リストが載って、一気にムードが高まってきた。愉しみになる。伝統郵趣では、ドイツインフレと同時期の大正が充実している。

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画像は、1946年4月23日のハンガリー国内書状。料金が16万ペンゲーから50万ペンゲーに変わった日で、差額34万ペンゲーが徴収されている。通常は不足金額の倍なのだが、差額だけ徴収されている。料金改正初日なので、遠慮したのだろうか。猶予期間中なので、16万ペンゲーでOKなのだが、料金猶予自体が局員にも周知されていなかったようなので、このようなものが産まれたのだろうか。

2008年10月13日 (月) 知ってか知らずにか
旧料金猶予は、当時の料金でなく、古い料金でいいですよという当局としては、損な制度でした。そのためか、あまり周知されなかったようで、局員すら、知らなかったではというマテリアルが残っています。局員が知らないのであれば、一般の人はもっと知らないのが当然であり、旧料金猶予の郵便物は、なかなか見つかりません。あったとしても、旧料金猶予の制度がなくでも旧料金が通用した料金改正初日(の初集配)が多い。

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画像は、1945年7月9日国内印刷物です。カバーの中央上部に押されているゴム印"Nyomtatvany"は印刷物を意味します。国内書状3ペンゲー期で、国内印刷物は40フィレール(1ペンゲー = 100フィレール)でした。一方、貼られている切手は、10フィレールで、不足30フィレールの倍、60フィレールの不足料を徴収し、左下に、60フィレールの不足料切手が貼られています。国内書状が3ペンゲーになったのは、1945年7月2日で、猶予期間は15日間、つまり7月15日まで旧料金でOKのはずでした。そして、国内印刷物10フィレールは、旧料金であり、そのままでOKのはずでした。旧料金猶予を知らなかった局員(配達人)が新料金を適用し、不足料を徴収してしまっています。

2008年10月11日 (土) 窓口
先の葉書は、たまたま旧料金を見逃したのかもしれないと考えたくなるのだろうか。そういう心情を砕くには、旧料金を見逃したとは考えにくい実例を出すに限る。

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画像は、これまた消印が読みづらいのだが、1946年1月14日の国内書留(14日の数字が僅かだが読めると思う…)。切手は貼られずに、360ペンゲーを前納された旨が右上に記入されている。ハンガリーインフレ期では、このような料金前納が多く存在している。1946年1月14日は、国内書状600ペンゲーの初日だが、旧料金360ペンゲーが書留で通用している。書留で、しかも、局員のサインも入った料金前納なので、ポストで投函したものではなく、窓口に出されたもので、旧料金猶予と考えるのが自然だろうか。

2008年10月9日 (木) 完全な二重料金
旧料金猶予を取り上げるには、まず実際のものを見るのが良いでしょう。

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画像は、1945年11月13日の国内葉書です。消印が見難いので、拡大画像もつけました。拡大画像なら、XI.13(11月13日)がはっきり読めるでしょう。1945年11月1日に国内書状60ペンゲー・国内葉書40ペンゲーになってから、13日目なのですが、旧料金6ペンゲーが通用しています。
ところで、この国内書状60ペンゲー期は、昨日の表をじっくり見れば分ると思いますが、猶予期間と料金期間が15日間と同一になっています。つまり完全な二重料金なんですねぇ。11月15日の旧料金欲しいです。

2008年10月8日 (水) 復活
JAPEX作品も無事提出できたので、ぼちぼち、日記を再開します。折角なので、JAPEX作品関連のことを書きます。というか、ハンガリーインフレは、知られていないので、その宣伝も狙ってます。
ハトカバー、航空カバー、郵便為替などの希品・目玉の大半は、既にここで紹介済みなので、ハンガリーインフレ特有の旧料金猶予を取り上げる。
日本でも、郵便料金改正の日の最初の集配は、前夜のうちに投函されたとして、旧料金で通用するのだが、それを制度的に、料金改正後、定められた一定期間、旧料金もOKですという珍しい制度があったのである。

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画像は、郵便料金改正日と国内書状料金、料金期間、猶予期間の表である。右端の猶予期間に注目。

2008年10月5日 (日) フーッ
この一週間は、火だるまでした。どうかにJAPEX作品を提出できて、ヤレヤレ…。

2008年9月30日 (火) ノックダウン中
この大切な時期に、40度近い熱と猛烈な下痢。医者にかかったけど、下痢の薬をくれただけ。参った。熱なら我慢できるが腹では、ずっと座っての作業が…。

2008年9月28日 (日) 提出締切まであと4日!
とりあえず、約半分の40リーフ貼り終えた。ある程度、覚悟はしていたが、修正したい所たくさん見つかり、メモしまくり。枠のサイズを間違え、カバーが枠に納まらないなどの目立つ所のみ修正。また、ちょっとしたハプニングあり、ちょいと回り道。メゲそうに。マジでギリギリになってしまもた。3年前の初めての切手展本格出品と全く同じパターン…。三つ子の魂何とかだろうか…^^;;

2008年9月25日 (木) 必死
まだ1リーフも仕上がっていません。必死にパソコンであれこれといじっている最中。提出締切まであと一週間。これ、ちと、ヤバイ。プリントは一気にできるだろうだが、リーフへの貼りこみだけでも、10分/リーフとして80リーフだと、10時間超える作業。

2008年9月15日 (月) 明日、締切
JAPEX出品申込が明日締切なのですが、金曜の聴覚障害者切手クラブ例会の時に、「ハンガリーインフレ1945-1946」で5フレーム申し込みました。10月2日の出品締切まで半月。ちとヤバイ。

2008年9月2日 (火) もう9月…
JAPEX作品、今頃いったん出来上がっていると書きたい所だが、未だにカバーの選定中。実に悩ましい。予定通り、2通/リーフスタイルの5フレームで行くが、色々な変更発生。まず、プリンタが従来のままなので、ダブルリーフはなし。まぁ、5フレームでは、大きなカバーを入れる余裕がないということが分かったこともある。全料金期間で、万遍なく収集出来ていれば、楽だが、ばらつきがあるので、どう組み合わせるか、思案中。

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画像は、候補から外れた小包葉書。見た目ハデなので、入れたいのだが、こういう大きなカバーを入れる余裕がない。もっと2通/リーフスタイルに慣れてくれば、重ね貼りとか工夫が出来るかもしれないが…。前回取り上げた速達も当落上。入れたいのだが、インフレ初期は、日数が長いこともあり、良いものが多くなる。そしてインフレ後期の数日というのが、やはり難しくなる。

2008年8月21日 (木) 道草食って…
JAPEX作成の予定が狂っちゃった。ぎりぎりにならないと力が出ないタイプなのか…。ともあれ、少しずつ下こしらえをしているところ。

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画像は、ハンガリーインフレ期では珍しい速達。郵便料金も合っているので、JAPEX作品に入れたいのだが未定。左上の切手に注目。逆加刷なのである。郵便史の作品に、逆加刷と説明を入れるかどうか迷うところ。

2008年8月5日 (火) サマーペックス
日曜に、ていぱーくに行きました。まず、特別展示で不発行切手完全シートを拝む。凄過ぎると、当たり前に見えてしまうのが怖い。2階で、1フレーム展示を拝見。オープンクラスでの安西氏の「ユーゴスラヴィアの結成と崩壊」と大沢氏の「ヘレン・ケラー」は無競争なのがもったいないくらいの出来栄え。懐かしい方も含めて、次々と会えたのは幸運でした。

実は、ていぱーくに行く前に、訳あって、切手市場に寄ったのですが、せっかくだからと、未入手の葉書2銭後期使用と2円初期使用に、狙いを定めて漁ってみました。そして、以下の画像のをゲット。^^;;
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画像は、左側が、昭和19年3月22日で国内葉書2銭後期使用例で、右側が昭和23年7月18日で国内葉書2円初期使用例です。先週の日記で、無い無いと書いたばかりなのですが、早くも入手。

2008年8月2日 (土) おさらい中
JAPEXに向けて、とりあえず、出品要項をダウンロード。まだ頭の中が活性化していないが、少しずつ温めているところ。
明日は、サマーペックスに行く予定。切手市場にも寄るかもしれない。

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画像は、1923年12月3日ドイツからスウェーデン宛の書状。1兆分の1のデノミ実施後の使用例で、12月カバーと呼ばれている。本来は、3000億マルクなのだが、4分の1の750マルク分しか貼られていない。1923年11月26日から30日の5日間だけの緊急措置4倍料金の誤用で、そのままパスしてしまったもの。それも料金改正日でなく3日後というのがちょっと珍しい。

2008年8月1日 (金) 100億分の1
今日、シンバブエで100億分の1のデノミ。昨日と今日の実逓便が欲しい…。
ちょうど2年前の2006年8月1日に1000分の1のデノミを実施しているので、併せると10兆分の1。しかもインフレの原因は解消されていないので、まだ続きそう。

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画像は、eBayで落札したばかりの1923年11月10日ドイツ重量書留。出品者はドイツインフレを良く出していた東南アジアの業者で、しばらく出してないなと思っていたら、最近再び出してくるようになった。このカバーのポイントは、ミリオン未満切手の最後期使用例。重量書留の郵便料金は、24億マルクつまり、2400百万マルクで、カバーの表には、ミリオン単位の切手ばかり貼られて、計2380百万マルク分。カバーの裏側には、1百万マルク2枚の他に、800千マルク20枚、400千マルク5枚が貼られ20百万マルクで、表裏合せてピタリ2400百万マルク。400千マルクつまり40万マルクは、郵便料金24億マルクの6000分の1。600円の書留に10銭切手を貼って600円にぴったりなのと同じ。こういう物を見かけるとつい遊び心で手が出てしまう。二日後の11月12日には郵便料金が一律10倍に値上げされ、このような数合わせの妙はまず無いと思うので、100万マルク未満の最後期使用例だろう。

2008年7月29日 (火) 脱線しまくり
ユーゴスラビアで思い掛けない展開が進んでいたが、ようやく一区切り着きそうなので、急ぎ、JAPEX向けに軸足を戻している所。

一昨日の画像の葉書、幸いにも落札出来た。しかし、ちょっと強めの入札にほぼぴったりの落札で、ちょっと高くなった。こういうのは、密かに入札すべきだろうか。他の入札者のIDが見えないので試行錯誤中。

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画像は、1923年3月1日ドイツの集金郵便。インフレ期の集金郵便は少ないのだが、超弱気というか上の空で入札し、逃してしまったのは不覚。倍以上は入れて置くんだった。しかも、好きな料金改正初日だというのに。

2008年7月28日 (月) インフレの定義
インフレカバーを国・時期を特定せずに集めているが、ここでのインフレはいわゆるハイパーインフレーションで、具体的には、4年で100倍を超えるインフレ。

この定義は、どこから来るかというと、日本でもっともインフレが激しかったのが、昭和19年頃から23年頃の4年と少しの間で、国内書状5銭・葉書2銭が5円・2円とちょうど100倍になっていることからです。4年で100倍より激しいインフレ、すなわち、日本では体験していない激しいインフレなんです。
なお、国内書状5銭・葉書2銭は昭和19年3月31日まで、国内書状5円。葉書2円になったのは昭和23年7月10日からで、最短期間でも100倍になるのに4年と3ヵ月かかっています。

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画像は、左側が、昭和19年1月12日で国内書状5銭後期(?)使用例で、右側が昭和23年7月31日で国内書状5円初期使用例です。切手市場か何かで掘り出したもの。昭和19年3月31日と、昭和23年7月10日のが欲しいですね。葉書2銭後期使用と2円初期使用は未入手。

2008年7月27日 (日) 代替品
100円ショップと問い合わせしたりした結果、店員の勘違いとかの問題でなく、本当に取り扱っていないことが判明…。100円ショップの店によっては在庫がまだ残っている所があるかもしれないが、本部ではもう取り扱ってないとのこと。ウーン。そういう訳で、替わるものを探さないといけない。コクヨのA4リフィルというのがあり、購入してみたのだが、100円ショップのより柔らかくカバーの保管にちと弱そう。しかも3倍強の値段…。これもインフレの一つなのか^^。他にもないか調べているが、良さそうなのは無さそう。あっても10倍の値段。コクヨのをガマンして使うか、他のやり方を探すしかないのかな。

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画像は、1923年11月6日ドイツ国内葉書。現在、eBayに出品されていて、狙っている。”2の系譜”中断しているなぁ…。再開するかはともかく、面白そうなのは入手しとこう。^^;;

2008年7月13日 (日) ナイ
100円ショップへ行く。売切れ御免の貼紙が目立つが、店内を良く見ると大量注文の受付の貼紙があり、レジが空いたのを見計らって、A4サイズの2段クリアポケットを問い合わせてみる。今まで問い合わせを思いつかなかったのが不思議。担当の人が来て無いという。で、無いという意味を確認すると慌て出して、行ったり来たり。要領を得ないが、分ったのは、廃番になっていること。よう分らないが、100円ショップで、もう取り扱わないということみたい。こりゃ、困ったなぁ。

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画像は、1922年11月30日オーストリアのウィーンからアメリカ宛。40ドルでも落とせず…。^^;;

2008年7月12日 (土) こういう時は…
今日、ある用件のついでに切手博物館へ行こうと思ったのだが、用件が長引いて行けず。なんかうまく回らない時は、休むのも一手。新しいことに手出しせずに、身の回りをすっきりさせることに。見回して、改めてよくも溜まったものだと呆れた。ユーゴスラビアのカバーもそうだが、他にも累々…。少し前に入手したばかりのハンガリーコレクションとかもあるし…。

2008年7月10日 (木) アカン
大量のユーゴスラビアのカバーやドキュメント入手。数百通のカバーが一度に入って、整理が追いつかない。他のネットオークションの落札品の整理などが支えている。また、A4サイズの2段クリアポケット(30穴)が、今回のユーゴスラビア分で、使い切りそう。2007年6月16日付の日記で、1年以上は大丈夫と書いたのだが、1年とちょっとしか持たなかった訳だ。時折、100円ショップに寄って2段ポケットの入荷を確認しているのだが、1年の間入ってこない。入ってきたら、即まとめ買いするつもり。

2008年7月1日 (火) 折り返し点
2008年も半分に。ちょっと振り返ってみると、特に、ハンガリーが収集品と知識の両面で充実してきた。この収集品と知識をどう織り込むかが今年の最大テーマである。一回目の織込みでは、今ひとつだったが、色々と課題が見えてきたことで、次回の織り込みで活かしたい。

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画像は、今年1月シンバブエからアメリカ宛のカバーで、150ドル超。しかも100ドル超に4名。ヒェーッ。シート貼、鮮明な消印などが重なっただろうだが、半年足らず前のものが、これでは、とても集められない。ハンガリー1945-1946がやさしく感じる。1960年以降のインフレは、思っていた以上にやっかいだ。弾が続かない。
シンバブエでは、大統領の決戦投票がどうだこうだと揉めていて、当分は納まりそうになさそうだ。